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VOL.66 MARCH 2010

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スクーリング?アンケートから

 スクーリング受講者へのアンケートから,各科目の感想を抜粋いたしました。

●福祉社会学

  • 日本には,表面化している問題,人々の心に潜んでいる気づきにくい問題と,様々な問題があるが,近代化によるひずみがこんなにも多様で深刻になっているということを,再確認させられた自分に驚いた。問題に気付いていない訳ではなかったと思うが,日常生活において,ある意味それが当たり前になってしまっているのだと思う。日本の同じ場所にずっといると,更に気づきにくくなると思う。気をつけたい。
  • 自分に家族がいることは当たり前に思ってしまうが,産んでくれた母と,育ててくれた両親に感謝したいと思った。人と人がぶつかり合うことは,切なくて苦しいとも思った。

●地域福祉論

  • 施設の中で働いていたら分からないような話を聞けたり,自分自身の地域に対して考えさせられました。広い視野をもって,個に合わせたケア,地域に合わせたケアができるよう頑張りたいと思いました。
  • 転職して,現場だけで福祉を捉えてきたが,少しだけ外枠との繋がりが見えてきて,仕事の方向性や意義づけができてよかったです。現場だけでは潰れそうな感じになってきていたので,来てよかったと思いました。
  • 福祉というのはとても抽象的な概念だと常々思ってきたが,様々な法制度の成立や改定には,積み重ねられてきた議論と理論展開の素地があることを知った。とても素晴らしい講義であった。

●高齢者福祉論

  • 「高齢者」も人。つい,高齢者だからこうしよう,ああしようと思いがちであるが,その人はどんな生活をしたいのか,その人にとって何が幸せなのか,という視点で見ることが大切だと思った。また,福祉の現状と政策が合わないところが多すぎるなと思った。また,「福祉」と呼ばれるところで働く人たちの「プロとしての資質向上」のためにも政策が必要だなと思った。
  • 年金を全くもらっていない方が40万人いて,生活保護を必要としている人が受けられず,働かなければ生活していけない,働いても生活が苦しいという高齢者がたくさんいて,福祉の制度って何なんだろうと思いました。
  • 現在,私は介護療養病棟に勤務していますが,やはり在宅か施設かという話になり,ほとんどの家族が在宅は無理と話します。施設も待機が100人待ちなどと聞いています。国の制度を良い方向へ見直していかないと,福祉の充実は図れないと強く感じました。

●介護概論

  • ただ単に,利用者の要求?要望を受け入れ実行すればよいというものではない。援助する側は,「あるべき人生」の具体像などの目標設定を押さえた上で,その人にとっての「真のニーズ」とは何かを吟味しながら,利用者とともに考えていくことが大事であることに気付かされた。
  • 日々の仕事の中で,「なんとかならないものか」と思っていた倫理的な事を改めてきちんと学ぶことで,「やはり間違えていなかった」と思えて嬉しかった。先生の話もとてもわかりやすくて良かった。改めて仕事も勉強も頑張ろうと気持ちが引き締まった。
  • 最近は仕事上でも,誰かと話し合う,意見を出し合う,という機会があまり無かったため,今回のスクーリングはとても新鮮で,非常に充実した3日間でした。今後の生活,仕事などで活かしたいと思います。

●障害者福祉論

  • 障害について,知っているようで知らないことが多く,日本の福祉のあり方に疑問が残った。教科書で教えなければならないことと,実際の政策実態のギャップが大きく,戸惑うことが多い。
  • いつの間にか日常の仕事にマンネリを感じていたので,今回障害者福祉論を受講して,阿部先生にお会いできて,自分を高めようという気持ちをもう一度新たにすることができました。
  • 日本とアメリカでの障害者に対する考え方が根本から違うということ,また,障害は,本人の身体の中にあるというだけではなく,周囲との環境の間で生ずる摩擦による差であるということが分かった。

●福祉機器論

  • 物ではなく,主役は「ヒト」であること,ヒトの理解がとても大切であることを改めて痛感しました。「諦めないことが大切」難しいけれど頑張ろうと思いました。
  • 専門職に必要なものは,「知識?技術?人間性」という言葉,私達が介入することで,その方の「生活を変える」ということ。人間は人に認識されて初めて自己を意識する,という言葉がすごく心に残りました。
  • 高齢者と車椅子のお話で,車椅子は眼鏡と同じという意味に納得した。その人に合わせたものを使用することで,QOLの向上になると考えられる。施設で勤務しているが,ほとんど全員が合わないものを使っているし,提供している側がほとんど無意識であると感じた。教えて頂いたことを今後,他の人にも伝え,改善につなげていければ,と思った。

●福祉リスクマネジメント

  • 福祉事故は必ず起こるのだという認識を持つことで,ものごとに慎重になり事故が起きにくくなるということ。福祉リスクは防ぐことはできないが,減らすことはできるということが印象に残りました。
  • リスクの回避?軽減?予防のためには,家族の信頼と理解を得るためのコミュニケーションが澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】であること。言語表現能力の必要性を考えさせられた。

●福祉と生活

  • 生活のために仕事をしている自分もほとんど毎日夜中に帰っていて,食事を作っていない。子どもに親の味を伝えたいけど,伝える時間がなかなかない。確かに家事労働が平均的に少なくなったと自分も感じられた。
  • 私は便利な時代に生まれたので,不便さの中での便利なものへのありがたさや,食べ物に対してのありがたさなどの実感が薄いと感じた。今の時代に生まれた子ども達は,さらにそういった実感,つまり生きることや生活に対しての実感が湧きにくいのではないかと危惧した。

●特講?社会福祉学10

  • 講義だけでなく,グループワークの時間を多くもてたので,いろいろな方々の“視点”を確認することができ,心拍数が上がりました。とても興味深い講義でした。
  • 先生が最後に紹介された,「ケアは愛を動詞化する。ケアは概念ではなく行動です。」という言葉が印象に残りました。

●福祉心理学

  • 利用者の方の幸せを考えるときに,自分の収集した情報の大切さを改めて考えさせられました。生活の質を落とさずに援助をする。難しい問題ですが,それを突きつめることで,利用者を笑顔にし続けていきたいと思います。
  • どんなことでも頭から「だめ」と否定するのではなく,相手のことを認めつつ,改善へと向けて努力していくことが大切だということがわかった。
  • 日々の介護業務のなかで,主体的に関わる援助の必要性を感じながら,効率を求められることに対し,格闘している。効率は深く関わってしまうことからの回避であるというのは,新しい考え方でした。

●社会心理学

  • 傍観者の存在が個人の行動に与える影響がよく理解できた。人を助ける,特に生死に関わる時(体調を崩している時も含め)には,そのとき自分が他者にして欲しいと思うことなどを手がかりに,状況の力に屈することなく対応していきたいと思いました。
  • 返報性のルールの落とし穴は,相手に心理的負担を与えてしまうことです。常日頃,その様な場面に会うことで他人の評価を気にしなくなったり,自分を評価されたいと思ったりしなければいいのだと思っています。

●特講?福祉心理学9(コミュニティ心理学)

  • 伝統的個人心理療法との違いの大きさに驚いたと同時に,より身近でより利用しやすいものであることがよく分かった。目指すのは「問題探し」ではなく「解決」であるという言葉が印象に残っている。
  • 地域の中で子どもやその家庭を支援していく中で,その対象者にのみ視点をあてていても解決しないことが多く,その人(家庭)に関わる,様々な機関と身近な人との連携で支える必要があることを身を持って感じています。「まさしく」と頷けることばかりでした。

●心理学研究法II

  • YG性格検査をすることにより,知らなかった(気付かなかった)自分の性格が表面に出されて,驚きもあったが楽しくもあった。検査結果と自分の認知している性格の異同を考えることは自分の性格を見つめ直し,これから気をつけなければならない点を自ら指摘する作業となり,大きな収穫であった。参加して良かった。
  • 先生のお話のなかの「新聞の記事は因果関係ではない。相関関係は因果関係の入口である」という言葉を聞いて,見出しなどに惑わされず,自分の見る目を養い,客観的な尺度で物事を見なければ,と考えさせられた。

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