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VOL.60 MAY 2009

【学習サポート】

【現場から現場へ】

【8月科目修了試験のご案内】

【夏期II?III?IV?秋期Iスクーリングのご案内】

【実習修了者アンケート結果より】

【実習修了者アンケート結果より】

 前号の3月卒業生アンケートでは主に学習全般に関する内容をご紹介しました。今回は実習に関する集計結果について,学生の皆さんに特に関係する部分を抜粋してご紹介します。

【アンケートの回答状況】
調査対象:平成20年度3月卒業生266名
回 答 数:168件(回収率63.2%)※平成21年5月14日現在
実習修了者回答数:94件

※グラフのデータは,項目,実数,%の順。
※「教育実習」「障害児(者)教育実習」は卒業対象者の受講が少なく,回答数が少なくなっています。

【実習別受講状況(N=94)】

※複数実習内訳:社会福祉援助技術現場実習+精神保健福祉援助実習(3)
        社会福祉援助技術現場実習+介護実習(1)
        社会福祉援助技術現場実習+介護実習+教育実習(1)
        精神保健福祉援助実習+介護実習(1) 計6人

◆実習先種別(N=94)
  実習先種別 人数
1カ所実習特別養護老人ホーム17
社会福祉協議会9
精神科病院8
地域包括支援センター6
介護老人保健施設6
知的障害者更生施設5
老人デイサービスセンター5
児童養護施設4
身体障害者療護施設3
福祉に関する事務所3
知的障害者授産施設2
病院2
精神障害者授産施設2
知的障害児施設2
児童相談所2
障害者支援施設2
肢体不自由児施設1
盲ろうあ児施設1
地域活動支援センターI1
身体障害者授産施設1
高等学校1
就労継続支援1
指定障害福祉サービス事業所1
特別支援学校1
2カ所実習社会福祉協議会,老人デイサービス1
特別養護老人ホーム,病院?診療所1
特別養護老人ホーム,地域包括支援センター1
精神科病院,障害福祉サービス事業1
精神障害者社会復帰施設,精神障害者地域生活支援センター1
 不明3

1)実習科目を履修した目的(N=129延べ)

2)実習中に苦労したこと

(1) 苦労した内容(抜粋)

【主として実習先に関して】
社会福祉援助技術現場実習

  • 毎日の課題設定と実習先のスケジュールとの調整が困難であり,施設指導員の多忙さを実感した。民間施設の実習ではあまり多くの実習計画は無理があるかもしれません。
  • 毎日,違う部署または施設での実習であったため,毎日が緊張であった。
  • 自分の職場であったため,実習生としての理解をされず仕事をしなければならない現実があった。日誌を書く時間がなかった。
  • 職場実習だったので,職場と私のどちらにも緊張感がなかったときがあった。
  • プライバシー保護の為,利用者に対する会議に出席させてもらえなかった。
  • 実習生の私にできることの一覧を見てもらいましたが,利用者様から見ると職員も実習生も同じように思うのか,私のできないことまで要求してきたので苦労しました。
  • 職員との人間関係。
  • スタッフの方々への配慮です。福祉の職場には愛や思いやりが溢れているという先入観を持っていましたが,スタッフの中にはそれをあまり感じられない方もいました。
  • 必要と思われる情報の収集ができなかったこと。資料の閲覧が思うようにできなかった。
  • 実習記録の提出の仕方。実習先がデイサービスとショートステイを併設していたため,それぞれやり方が違っていた。
  • 実習担当者の言っている言葉の本当の意味がつかみとれず,どうしたらよいのか分からなくなる事が多々あり苦労した。
  • 各部署を実習するときに,まずオリエンテーションをしていただきたいと感じた。例えば,デイケアのトイレ使用時の構造上の注意,介助時の手すりの操作等。
  • 本当に記録に四苦八苦した。実習先の指導者から感想ではなく考察を重視して書くことを求められた。実習時間内に到底書き終わらず,毎晩自宅に持ち帰って遅くまで取り組み,疲労が続いた。今思えば本当に我ながらよくのりこえたと思う。

精神保健福祉援助実習

  • 下手に年をとっていて周囲に気をつかわれた。
  • 実習中は利用者さんとのコミュニケーションよりも,指導者や職員の方々とのコミュニケーションの方が難しかった。

【主として学生本人に関して】
社会福祉援助技術現場実習

  • 福祉の仕事をした事がなかったので,とまどうことが多かった。
  • 勉強不足だった内容が多くあった事,介護の事だけでなく医療の勉強も必要であった。
  • 子ども達との触れ合い方。職員の行動や態度を見て学ばせてもらうこともあったが,いざ実践してみようとしてもなかなか上手くいかなかった。
  • 知的障害児との関わり方がわからなかった。
  • 現在の仕事と実習との時間?日程の調整。
  • 実習だからといって全ての仕事を休むわけには行かず,実習終了後や休日に仕事をしなければならなかったこと。
  • 特養での実習中,利用者の食への関心の低さにどのように対応したらいいのか困った。
  • 利用者の抱える問題,心の状態の受け入れ方など,専門職としてのあり方について「理論→実践」の間で混乱していた。
  • 毎日の記録。とにかくその都度メモしておくと良いです。そして休憩時間に反省点などをまとめておくようにすると,清書が楽でした。
  • 日誌を書くときの言葉をどのように表現したらよいかということ。
  • 障害者は少しこわいという恐怖心があった。しかし,福祉大で学んだからにはノーマライゼーションの実体験を思い,積極的に触れ,会話すること等で,今では全く違和感がなくなり,どうしてあんな風に恐ろしく思っていたのか恥ずかしい思いです。
  • 実習中よりも実習先を決めるのに苦労しました。仕事をやめて実習先を探すのは暗中模索,本当に大変でした。OB会,OG会,北海道人会などのバックアップの澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】性を感じました。

精神保健福祉援助実習

  • 実習中の緊張や,自分の行動が実習先に迷惑をかけていないか不安だった。その不安を打ち明けられる人がいなかった。
  • 仕事と家庭と実習,勉強の両立。
  • とにもかくにもモチベーションを保つ事が大変だった。
  • 実習の記録の書き方。いろんな場面での自分の変化,あるいはどうしたかったなどの記録が欠けていた。

介護実習

  • 利用者の方とのコミュニケーション。
  • 全くこの種の実習は具体的に経験がなかったので苦労した。

(2) どのように克服したか(抜粋)

社会福祉援助技術現場実習

  • 福祉の現場の様子を知るために,いろいろな参考文献や職場の方に質問した。
  • 利用者の家族となにげなく仲良くなったお陰で色々な情報を得ることができた。
  • 実習前「知的障害者福祉論」の単位をとり予習した。その他,障害者施設職員の体験出版本を読んだ。例えば,伊達市太陽の園の施設長の出版本等。
  • 空き時間に社会福祉士の方から具体的仕事内容の講義をしていただいた。
  • 完全に克服できてはいないが,子ども達との触れ合う時間を増やそうとした。
  • 自分の信念を強く持ち取り組んだ。
  • 聞き上手になる。
  • 実習指導者の協力が得られたこと。
  • 1日の実習テーマを明確にし,わからないことは積極的に職員に質問しながら記録を工夫し書いていったこと。
  • 不平,不満を言わず,実習生としてではなく実習先の労働者の一人として働いた。
  • 実習を分割したことで実習,仕事両方の負担を減らすことができた。また,実習に不安があったので,入学後に市が募集するボランティアに数回参加した。
  • 施設の実態はこんなものと割り切った。たかが実習期間の我慢と割り切った。
  • 私にできないことは利用者様に説明し,担当職員に来てもらい担当職員から利用者様に説明していただきました。
  • 実習指導の先生へ相談して,介入してもらった。
  • 保育士さんの関わり方をまねてみたが,うまくいかなかった。
  • 実習記録のために,休憩時間にメモを取るようにした。
  • 『With』の「記憶が定かであるうちに書く」を参考に,大学ノートに下書きをし,家に帰ってからあらためて日誌に鉛筆で下書きをした後,最後にボールペンで清書した。
  • 実習は,老人保健施設であったが,デイケア,各入所施設の責任者に,オリエンテーションをお願いする。そうすることで動くことができる。また,まちがった行動を防ぐことができる。
  • 職場での実習だったので,同僚の専門職にアドバイスを求めることができたのは,精神的な支えとなった。実習先種別に対して厚生科学研究所発行の『介護老人保健施設職員ハンドブック(全国老人保健施設協会編集)』は基本的知識を身につけられ,必携と思われた。

精神保健福祉援助実習

  • 不安に思っていることに気付いてくれたスタッフさんが話を聞いてくれたことで,肩の力が抜け,実習を充実することができた。
  • インターネットでの情報収集,事前ガイダンスへの参加。
  • その日のうちに記録を整理して,実習に集中できるよう体調管理もし,子供が小さいため風邪の時はみてもらえるように事前に義母?義父にお願いしていた。
  • わからない病名などは用語集やテキストを参考にしていました。
  • 指導者との話し合い,巡回指導教員への相談。
  • 月をまたぐ形で休みを取りました(有給使用6日間)。他は休日を振り替えるという形でしたので,約2カ月間休みがありませんでした。

介護実習

  • とにかく指示されたことを自分なりに理解し,やってみる。また,相手の気持ちになって考える。

(3) どのようにすれば苦労を回避できたと思うか(抜粋)

社会福祉援助技術現場実習

  • 考えるより自ら実習の中へ入り,仲間に入れていただく気持ちが大切だと思った。特に64歳の高齢な私は,利用者や職員の方々がどう対応して良いのか戸惑いがあったと思うので積極的に,ありのまま自分を表現した。
  • 休憩時間を上手く使う。
  • 指導者の方に相談すること。
  • 常にあきらめない強い力と自分を信じる勇気を持って取り組む。
  • 体験学習前に講座(ガイダンス)の一つとして,体験日があっても良いのでは? 施設見学会ではなく体験会を。実習を考えている学生のために入学後すぐから実習について説明会を開いてほしい。
  • 実習前にもっと文章表現方法を勉強しておけば良かったかなと思いました。
  • 利用者理解といわれるが,普段どのように食べているのか,どれくらい食べるのか,普段から見ているスタッフさんから情報をしっかり得るべきである。
  • 自分を正確に知ること。人それぞれに実習を通して苦労することがあるので。
  • 実習期間中,担当職員とペアで行動できたらよかったと感じました。
  • 30分で実習記録を全部書くことは不可能であると思われます。できれば学校側から実習先に記録時間を1時間取るように言ってもらうか,必ず翌日提出の確約を取ってほしいと思います。
  • あらかじめ自らの実習計画が実習先とマッチしているか,十分に実習先指導者とお話しする必要があり,あわせて学校側巡回指導教官とのお話も複数回あればより効果的だと思われました。
  • なるべく職場実習はしないほうがいいと思う(どちらもやりづらい)。
  • 実習指導者に積極的に問いかけ,意図することの本当の意味を理解する努力が必要であった。
  • 事前学習をして,ある程度知識を固めていくこと。
  • メモをとったりしておけば良かったと思います。
  • 課題ノート作成に時間をかけて取り組むことが事前準備として澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】だと思った。基礎知識をある程度もっていないと実践場面での気付きが得られず考察できない。
  • わからないことがあれば電話等でも聞くことが大事だと思う。

精神保健福祉援助実習

  • 実習中は思いもよらないことが多々起こるが,対処法がわからなかった。相談できるスーパーバイザーが欲しかった。
  • 不安や緊張を話せる仲間がいた方が良いと思った。
  • 説明会や事前ガイダンスの際に,過去の実習受け入れ先の資料や,実習を申し込む際の電話での伝え方などがもう少し多く教示されていればよかった。
  • その日にできることは,その日に終わらせてしまうこと。
  • メールで支えてくれた仲間が居たので無事に実習を終了することができたと思います。
  • 通信教育は思った以上に不安になることも多いので,わかりきったような質問を事務局にした場合も親身になって話を聞いてくださると本当に助かると思います。
  • 恐れず自分から行動してみるのが一番と思われる。
  • 実習先から「ここまでの知識はほしい」などあると,事前準備がしやすい。
  • 事前の勉強をもっとやっておく。うわべだけでなく言葉をわかるようにしておく。

介護実習

  • 職員やそこで実習をした方から話を聞く。
  • 相手のことをよく考えながら対処すること。

3)実習期間の休暇はどのように確保したか(N=71)

◆実習中の休暇をどのように確保したか(抜粋)
社会福祉援助技術現場実習

  • 1カ月休職あつかいにしていただいた。
  • 1カ月欠勤扱い。
  • 1週間は年休を利用し,その後は休職とした。
  • 職場の理解により有休。
  • 特別休暇扱いにしてもらった。
  • 年次と夏季休暇。
  • 有休と足りない分は月の休みと組み合わせて調整をした。
  • 退職した。
  • 3分割の実習により仕事への支障は少なかった。
  • 職場にとって必要な職種であることを認めていただくことができた。
  • 実習がある事は入学時より話していたので,協力していただくことができました。
  • 不定期な在宅訪問の仕事をしており,丁度暇なシーズンなので困らなかった。
  • とにかく頼み込んだ。
  • 欠勤扱いで無給とされ,実習に専念ということであったが,職場実習ということで,同僚や利用者からは職員として見られる場面がほとんどで,業務と実習との線引きは明瞭ではなかった(勤務先実習)。
  • 時間的には確保できたが,気持ち的には確保できなかった。切り替えが大事だなと感じた。

精神保健福祉援助実習

  • 実習が始まる数カ月前に職場の上司に相談した。
  • スクーリングでの休みは土日プラス平日1?2日だったので職場から理解があったのですが,実習の件を伝えると辞めざるを得なく,辞めて実習を選びました。
  • 自己都合休職を利用した。
  • 長期休暇(勤務を要しない日)を利用。

介護実習

  • 職場には前もって話をしておきOKをもらっていた。
  • 年次休暇。

障害児(者)教育実習

  • 2週間の休みを1年前に約束してもらった。

4)勤務先実習(N=83)

5)実習を行っていて事前学習の準備不足を感じたことはあったか(N=91)

◆「準備不足を感じた」具体的内容(抜粋)
社会福祉援助技術現場実習

  • あまり感じなかった。課題ノートが役に立った。
  • 大学に入学する直前,専門学校で5年間医療?福祉のことを学んでいたのであまり感じませんでした。
  • 実習の前の「実習ガイダンス」を渡されていましたので,大変役に立ちました。
  • 介護保険とその周辺をもう少し詳しく予習するべきだった。
  • 地域包括支援センターの業務内容をもっと深く勉強すれば良かった。
  • 職員の方に専門的な言葉の意味や技術を問われるときに,言葉が出てこなくて説明がうまくできなかったので自分の知識の曖昧さがとても恥ずかしく思い,知識を十分にする事が大切だと思った。
  • 記録の取り方の学習不足を感じた。
  • 福祉事務所では様々な施設への体験があるため,事前にボランティア等をしておくことの必要性を感じた。
  • 障害別や個人差があり,どのように接してよいのかわからなかった。
  • 医学知識が足りなかった。
  • 現場での知識不足は文献を購入し,読みながら実習に臨んだ。
  • 主に自閉症を対象とした施設だったので,自閉症のことについての事前学習はしたつもりだったが,社会福祉全体の知識が不足していたと感じた。
  • 一から教えてもらえたので,最後までできた。たくさんの人がフォローしてくれてありがたかった。
  • 不足と感じた際は,そのつど学習の再点検をした。
  • 準備不足を感じたが,事前スクーリングでの田中先生の言葉,「事業を理解する必要はない。利用者,当事者の側に立つこと」を思い出し,そこに思いを馳せるように気をつけた。
  • 介護保険法,障害者自立支援法の変化に対応できなかった。
  • デイホームの施設を利用したことがなかったので,習い事など行事のときに参加していれば良かったと思った。
  • 自分の職業外であっても,利用者や家族への対応方法など知っておく必要があった。
  • 福祉事務所での実習であったので六法分野すべての部分の知識が必要であったが,学習不足の分野で苦労した。
  • 実習先が確定した時点で,要覧を取り寄せるなどの情報収集を行っていたら,課題を綿密に設定することができたのではないかと反省させられた。
  • スクーリングやレポート作成等からおおざっぱな知識をもっていても,質問されると具体的に理解できてないと実感した(社会福祉援助技術や法的なところ)。

精神保健福祉援助実習

  • 精神保健福祉の領域に関する専門知識について不足していたと感じた。
  • SSTについての知識が勉強不足。
  • 病名やその特徴?専門用語等が出てきて,聞きたいことはあるけど説明することができなかった。
  • 介護の現場で,お世話することに慣れきっていたので,見守るということへの理解が足りなかった。もう少し関連書物などに目を通す必要があったと強く感じた。
  • 利用者との会話の中で,社会福祉関係のことになると常に勉強不足を感じていた。
  • 利用者さんの症状について,テキストの言葉ではどのような症状なのか理解していなかったこと。
  • 言葉を知っていても,聞かれた時にすぐに答えられず,本当に頭に入っていないと感じた。

介護実習

  • 事前指導とレポート提出で,学習準備をした上で臨めたので,特に感じなかった。
  • 専門的な知識不足を毎日痛感しながら実習を行いました。

6)実習先の指導内容(プログラム)に満足できたか(N=93)

◆具体的理由(抜粋)
【満足な内容】
社会福祉援助技術現場実習

  • 職員が通信教育についての知識を持っていなかったが,みなさん協力して学習を助けてくれた。
  • 授産施設では電機部品組立て,園芸,パン作りと3カ所実習した。必ず各部に実習担当指導者がおり,「学生は勉強に来ているのだから色々体験させたい。労働力ではない」と学生の立場を守って下さった。
  • 介護だけでなく,在宅の利用者と接する事が出来たので満足している。
  • 児童が夏休み中でしたのでいつもと違った実習となってしまいましたが,職員の方々が優しく接して下さり指導して下さいました。
  • 実習計画した内容を行えた。一通りの相談業務を見て,体験させてくれた。
  • 担当者の配慮で様々なイベントや会議に参加させてくれました。利用者さんのその都度の表情に出会うことができました。
  • 特養での実習はケアワークがメインになってしまう実情を聞いていたのですが,スーパーバイザーが初日あくまで社会福祉士としての援助技術実習である事を全スタッフに説明してくれた。
  • 1日1日の予定を大変細かく提示してくださった。
  • 初心者として考慮されたプログラムを立案していただき,厳しくも丁寧に指導していただいた。
  • 毎日実習プログラムに沿って行っていただいたのでとてもうれしかった。
  • 自分自身のやりたいことや知りたいことを上司に伝えることができた。未知の世界を知り,支援をする上で大切なことは何かを考えることができた。
  • 毎日違う場所での実習というのが一番の苦労であったが,逆に幅広く学習できたことは一番の収穫であった。
  • 利用者との関わりを多くもてて,実践場面を同行訪問等で,体験できたことは有意義であった。

精神保健福祉援助実習

  • スタッフミーティングをはじめ利用者との面接やケース会議,施設の相談指導医による法人研修会等に参加させていただき,非常に貴重な体験となった。
  • 仕事を支援される側?支援する側,両方を体験できた。
  • 1カ月の計画表を事前に頂いたので,とても充実した実習ができました。
  • たくさんのプログラムに参加できるように計画してもらえました。デイケア,ナイトケア,訪問介護,グループホーム,作業所等,とても学ぶことが多かったです。
  • 実習先で,面談や訪問を日程に入れてくれた。予定表を作成していただき,空白のところは,自分で実習内容を考えることができた。
  • 事前にやりたいことを全部伝えていて,できる限りのプログラムを組んでいただいた。1カ月を通してほぼ毎日やることが決まっていた。

【不満足な内容】
社会福祉援助技術現場実習

  • 社会福祉士が在職していない為,誰もプログラムを作ることができず,担当の人と相談しながら実習をした。
  • 介護がメインだった。
  • 社会福祉士の実習生の受け入れが初めての職場だったので,指導体制が確立されていなかった。
  • プログラムの内容にもっと具体的な課題(事例)と指導がほしかった。
  • 初めは相談業務のはずが受け入れ先の手違いで後半の2週間しか相談業務の実習ができなかったこと。
  • 相談業務の実習があまりできなかった。
  • もっと社協としての内容を深めたかった。目的よりも老人デイサービスのウエイトが多すぎた。
  • 保育士実習のようであった。子供がいない時間が多く,制作の時間が多かった。

介護実習

  • 高校教諭免許(福祉)取得のため実習を受け入れたことがなく,実習先がどのような指導をすればよいかとまどいがあったようだ。

7)実習先の指導者の指導内容に満足できたか(N=92)

◆具体的理由(抜粋)
【肯定的な意見】
社会福祉援助技術現場実習

  • 質問にていねいにこたえてくれた。また,過去に体験したことも含めて親身になってアドバイスをしてくださった。
  • 施設について事細かに説明して下さり,緊張を和らげるような対応もしてくれた。社会福祉協議会でのバザーの手伝いでは休日にもかかわらず所長が顔を出して声掛けしていってくれるなど,とても気をつかっていただいた。
  • 毎日反省会をし,わからないこと?不安なことなどを話すことができた。
  • 実習全体を実習担当者,実習現場では職員全員で実習をサポートしていただき,きめの細かい指導を受けることができた。
  • 初めての実習生の受け入れとのこと。どのように対応してよいか戸惑いも感じられた。しかし,一生懸命さが伝わってきてうれしさもあった。指導者も社会福祉士を目指したので取得者の方がよかった。
  • 実習してみたいことは何でも実習して行きなさいと言ってくれ,予定を立てていくと予定を組んで実習できるようにしてくれました。
  • 保健士,介護士,社会福祉士,ケアマネと本当にプロとしての仕事を見せていただき,また現場の仕事に触れることができ,幅広く教えていた。ほとんどが先輩,上司であるが,福祉の担い手を育てようとたくさん教えていただいた。経験って非常に澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】だと痛感した。
  • プラスの内容のコメントでありとてもやる気が出た。
  • 尊敬できる社会福祉士で,指導者の毎日の働く姿を見ることで多くの学びを得ました。
  • 毎日,フィードバックやレクチャーの時間をとって頂けたことに感謝している。振り返りに時間を費やしてもらったことは,自身の課題を明確にできた。

精神保健福祉援助実習

  • 事前訪問の時点から,実習期間の細かな日程や内容等について説明を頂いた。忙しい業務の合間を縫って,いろいろ指導をしていただいた。
  • 質問等などは具体的に教えてくれて,また情報の取り方(インターネットや掲示板)も参考になった。
  • 忙しい中でも一生懸命学んでもらおうという気持ちがひしひしと伝わり,本当にありがたいと思いました。かなりいろいろな部署での実習を体験させて頂き,巡回指導の先生にも「良かったわね」と言って頂き,大変うれしく思いました。
  • 私の立場に近い視線で教えてもらえたと思います。細かいことでも質問に答えてもらえました。とっさに質問したことに対しても,丁寧に答えてくれました。こちらに「何か」をわからせようと一生懸命に教えてくれていることがわかりました。
  • メンバーとのかかわりを自由にさせていただいた。そして,夕方の時間に丁寧な指導してもらってとても記録を書くのに助かりました。
  • 指導者と一緒に行動させていただき,日常の業務をそのまま見ることができるように配慮してくれた。看護師との連携がうまくいかなかった時,連携がうまくはかれるよう,話し合いをもってくれた。

介護実習

  • 関連施設の見学やカンファレンスに参加など,希望通りに行ってもらうことができた。

【不満足な意見】
社会福祉援助技術現場実習

  • 私自身の希望でもあったのだが,地域包括だけでなく,施設内の居宅,デイケア,老健相談室などいろいろな所で実習したため,全体に広く浅くの実習になってしまった。部署によっては,お客さん扱いだった。
  • もっと生活相談員の仕事や計画に沿ってほしかった。
  • 多忙なことも影響しているが,実習生に積極的に接していこうとする態度が実習初日から感じられなかった。
  • 指導そのものはとても良かったと思います。でも他機関への不満?他職種への不満等は実際に持っていても実習生の前では控えたほうが良いのではないかと思いました。
  • 「あなたができる仕事はここまで」と言われ,また毎日担当職員が変わったため担当職員によって仕事の仕方が多少違っていたので苦労した。
  • どちらかといえば「習うより慣れろ」という感じであったため,つまずきなども相談しづらく,指導を仰ぐことが難しかった。

8)巡回指導の内容はどうだったか(N=92)

◆具体的理由(抜粋)
【肯定的な意見】
社会福祉援助技術現場実習

  • 学習面だけでなく,精神面や体調のこと,うまくいっていない点など優しく真剣に聞いてくださり,とても良いアドバイスをくださった。
  • 特に困っている点は無かったが,リラックス出来る機会を設けて頂いて良かったと思う。
  • 来て頂いただけでなんとなくホッとした。
  • 現在の実習内容で良いのか不安になっていた時,励まして頂いて安心できた。
  • こちらの悩みをしっかりと受け止めたうえで的確にご指導していただき,残りの実習期間が充実する事ができた。
  • 実習日誌の記入の仕方等,指導していただきとてもわかりやすかった。
  • 他の学校の生徒さんとも一緒の実習であったが,他の学校の巡回は学生に2?3声掛けをして帰るだけだったのに対して,じっくり学生の話を聞いてくださり,日報にもよく目を通してアドバイスをいただけた。
  • 施設長,担当職員等にも気配りをしていただき本当にうれしく思いました。私の話もじっくり聞いてくれたことで残りも頑張ろうと思いました。
  • 実習簿に厳しい評価をいただいたことで,自分が何のために実習を行っているのかを,はっと気付かされた。
  • 実習内容の相談ばかりではなく,地域の福祉の実態や自らの体験談なども話して下さり,身近な存在として安心して相談する事ができた。
  • 巡回以外にも,電話で相談できて助かった。先生は私達の味方なんだって思いました。
  • 指導というよりは,実習をねぎらう内容であった。不安や戸惑いが多かったので「良い実習ができているようですね」の一言に,かなり元気づけられた。
  • さまざまな角度から質問や確認をして頂いたことで気付きを得て,残りの実習へ臨む姿勢や気持ちを整理して課題に向き合うことができた。実習14日目で疲労もつのり悶々としていた自分にとって大変支えられ,目的意識を再考できた。
  • 日誌のまとめ方や今後の実習のもっていき方及び社会福祉士試験についても指導を受けてとても良かった。

精神保健福祉援助実習

  • 実習の間に感じたことや素朴な疑問,不安等を率直に話すことができ,またそれらに対して的確な助言を頂いた。
  • いつも厳しい阿部正孝先生が仏に見えました。本当は優しい,いい先生ですよ,皆さん。
  • 実習生なのだから後のことは考えずやってみてとアドバイスされたことで緊張がほぐれた感じがした。
  • 熱心に私の話に耳を傾けて下さり大変感激しました。優しい言葉がけをして下さり実習中辛く思ったこともあったので,大変うれしく思いました。
  • 大きな視点で実習先の施設について教えていただき参考になりました。学習をより充実したものにすることができた。気も引き締めてもらい,良い緊張感をもって実習に臨めました。
  • 記録の書き方についてアドバイスがあった。それによって記録が変わり,自分の変化を見つけることができた。

【改善意見】
社会福祉援助技術現場実習

  • 会ったこともない人に,一方的に否定された。もっと実習生の不満等をきいたりするべきではないか?信頼関係もできていないのに頭ごなしに意見を言われても,何になるのだろうか。
  • 巡回日程が遅かった(実習が終わる3日前)。
  • 巡回指導の内容は良かったのですが,同時期に実習していた本学生と一緒(同時)の面接指導であった点と,少々時間が短かったかなという点が多少気になった。
  • 巡回日がなかなか決まらず,実習先が困っていた。大学側からも調整に動いてほしかった。

精神保健福祉援助実習

  • もう少し相談できると良いと思う。
  • 指導時の場所が話しづらいところだった。1回の訪問では,困っていることなどを聞いてもらえないので,できたら回数を増やしてほしい。

9)大学への提出書類や諸手続きについて,わかりやすかったか(N=93)

◆具体的理由(抜粋)
社会福祉援助技術現場実習

  • 『With』をきちんと見て,というのはわかりますが,実習に入る人に対してはもう少し個別に対応しても良いと感じている。
  • 各種提出物の期限が散在しており,分かりにくい。
  • 以前よりはわかりやすいがあちこち見なくてもいいよう1つにまとめてほしい。
  • 演習や事前,事後など受けるのに様々な条件や締切があり,何度も読んで組み合わせるのが大変だった。もっとわかりやすく,図で説明してほしいと思いました。
  • 友人から確認のメールが来ることがあり,文章上の説明は解釈がいくらでもできるのだなと思いました。親切な対応をして下さる事務局の方々ですが,面識が持てる機会はあまり多くないので電話しにくいという声も友人からありました。
  • 夜間の質問は20時位まで受け付けると助かる。
  • 『With』などをとにかくよく読む。直接問い合わせた。
  • 冷静にゆっくり,じっくり読めば,十分理解できました。また,不明な点があればメールでのアドバイスが有効でしたので安心していました。
  • わかりにくい点は通信学部へ直接電話で問い合わせをした。
  • 細かい方法が『With』やガイドに書かれていたのでその内容に沿って,手続きをした。

精神保健福祉援助実習

  • あっているのか,あっていないのかよくわからなかった。実習計画書は最終的に自分の手元にあり,どこに出すべきだったのだろう?
  • 日程?順番?方法など,見落としやすい。
  • 日中,大学の方から電話を何度か頂いたのですが,仕事中のことがあり連絡が難しく,遅れてしまうことがあった。
  • 実習先が2カ所に分かれたことにより,提出書類が2部それぞれ提出することがわからなかった。
  • 提出する物と時期がわかりにくく,友達とお互い何度も確認した。提出する期間が短いのに,返答に時間がかかる場合があった。
  • 実習前に送付された「実習の手引」に実習までのフローチャートが詳細に記載されていたので,書類の提出や諸手続きについては特に問題なく進められたと思う。
  • 自分の見落としでの提出遅れやぎりぎりでの提出が多かった。決して,諸手続きがわかりにくかったという事ではなかった。

教育実習

  • その都度聞いた。親切に教えていただきました。

10)実習を開始する前と後とで自身に変わったことはあったか

◆具体的内容(抜粋)
社会福祉援助技術現場実習

  • 福祉についての知識により関心がもてるようになった。
  • 普段の仕事とまったくちがう世界を体験することでとても新鮮であり,いろんな意味で視野が広がった。
  • 新しい場でもすぐに慣れる力がついたと思う。
  • 利用者にとって居心地の良い場所作りをすることが施設で働く上で必要であると感じた。また,人として扱ってもらえないのではと,義父を施設に入れたくないと思っていたが,利用者,援助者共に長く付き合っていると家族同様になることがわかり,考え方が変わった。
  • 人に対する見方が変わった。「自己覚知」と様々なところで書いてあったが,身を持って自己覚知ができた。そして,自分を知り,他者に合わせていかにレベル設定ができるか等を考えることができた。
  • 資格取得後のやりたいことが明確になった。
  • 実習前までは介護員の立場でしか考えていなかったが,実習後には,ケアマネージャーや相談員の立場も考えて発言出来るようになった。
  • 利用者に対する視点が変わったと思います。例えば,指示的なコトバから,促しや気づきの支援が自然にできるようになったと思います。
  • 今の職場でも,利用者の事を深く考えられるようになった。利用者の変化が分かるようになった。
  • 専門的な目で見る力が少しついたと思う。
  • 改めて自分自身の価値を学ぶことができた。1人1人をさらに深く知ることで,存在の意味を強く感じることができた。
  • 客観的な立場で自分の職場を見ることができ,実習後は改善点を挙げて取り組むことができた。
  • 実際にそこにいる方とコミュニケーションをもつことによって,外からみていただけの自分とは考え方が180度かわったと思う。加齢によって,おこる様々なこと,今までできていたことができにくくなった時の人間とは???と,考えさせられた。「老い」「孤独」「1人きり」自分はどうするのだろうか!?
  • 消極的な性格なのは自分でも知っていたが,それを強く感じさせられ,それでも仕事をしていく上で自分自身が変わらなければならないと思うことができた。
  • 地域の施設の活動や福祉事務所の業務について理解する事ができ,利用しようとする周囲の人へも「○○へ相談したらいいのでは」など,具体的にアドバイスできるようになった。漠然としていた将来像も少しずつ明らかになってきていると感じている。
  • 施設の具体的な生活が見え,外から想像する事とのズレを理解する事ができた。利用者の考えも触れることができ,現実の難しさを理解できた(家族関係の複雑さ,介護人の理解など)。
  • 元気に子供らしくのびのびと生活を送っている児童を見守っている職員の姿を見たとき,こんなに一生懸命頑張っているのに私はまだ甘いなと感じました。
  • 毎日が充実しており,職員にも実習を勧めていたくらいであった。これまで見えなかった社会福祉の職場のあり方がわかり,自分なりの考えを持って意見が言えるようになった。
  • 実習後,勤務に戻って他業種との連携について考え,報告?連絡を小さなことでもしている。
  • 児童福祉施設の現実を知り,子どもを取り巻く環境についてニュースなどを興味深く見るようになった。
  • 私は精神障害者の方と多くの時間を過ごしました。まずは偏見がなくなり,各々がとてもお茶目でチャーミングな個性の持ち主だとの発見がありました。精神という心の世界に興味を持ち,深く考えるようになりました。
  • 障害者を見る目が変わった(ノーマライゼーションの視点で)。QOLを意識するようになった。
  • 私達の身近にある自閉症という障害を,実際に自閉症者と接しながらわずかながら理解する事ができた。ボランティアなどに参加しながらさらに障害者理解を深め,少しでも役に立てるようになりたいと思っている。
  • 視野が広がり,いろいろな考え方をできるようになったほか,異なる意見を自分なりに受け入れられるようになった。
  • 児童養護施設のイメージとして,閉鎖的な施設と思っていましたが,実際には明るく家庭的な雰囲気で安心しました。ただ,個々の秘めた悩みは相当に深刻な身の上である事を知りました。児童虐待防止について真剣に取り組む必要性を感じました。
  • 日常の業務においてその利用者様の生活歴を含めた関わりを持とうとする視点,ソーシャルワークについて学んだ点を思い出すことで,利用者様のカンファレンスで発言できるようになった。
  • 自分が何故福祉を学んでいるのか,自分はどうしたいのかについて考え直す機会になり,自分の中での福祉の位置づけが,勤め先から一生関わりを持っていきたい人生の活動に変わった。
  • 高齢者は守ってあげなければならない人々と考えていたが,元気な人が多く高齢者を見る目が変わりました。人生の先輩に助けていただきながら支援していきたいと思っています。
  • 「利用者?援助者」という視点では,彼らを見下す対応になりがちになり,プロ意識が強すぎると傲慢な態度に陥りがちになるという危険があることを学ぶこととなった。
  • 社協というものの存在が身近になった。地域について考える事が多くなった。
  • 意外にも,自分が「指示待ち傾向」であることに気付かされた。また,さまざまな事例について,どう考えるか,どう対処していきたいか,論理的に意見を述べることの難しさを体験することができた。
  • 現在,社会福祉士の職場の地位が確立されていないと感じていた。しかし,私が実習した老健では,社会福祉士は常に中心的に活動を進め,他の職員を引っ張り,指導していた。実習において,社会福祉士の活動の仕方を学び,自信がついた。
  • ソーシャルワーカーを志すことは,利用者の「ニーズ」を解決するため福祉の心で「してあげる」ことと意識していたが,実習によって,自分に不足していたのは「利用者のエンパワメント視点」であることに気付かされた。
  • 個人個人にあった対応やケアを一層考えるようになった。

精神保健福祉援助実習

  • 実習に入る前まで「支援」というものは「相手に対して何かをしてあげること」だと思っていた。だが指導を受け「当事者自身が問題としてとらえていることを発見し,そのことについて支援者も一緒になって考えたり悩んだりして客観的に状況をとらえていくこと」が相談?支援の場面ではまず大事であることが分かった。
  • ただ感じるということではなく,現れた事実にいたる理由を考察するということができるようになった。
  • 物事の見方がいろいろ増えたように思う。
  • 現在の職場での障害を持つ方々への接し方?考え方が変わってきて,大変良かったです。精神分野に一層魅力を感じ,勉強していきたいです。
  • 「生活のしづらさ」を抱えた普通の人々という言葉を教科書上の言葉としてではなく,実際に感じ,理解できたような気がしました。
  • 精神障害者に対する偏見がなくなりました。「病気の部分」「病気の影響」というものを理解できるようになった。精神科病院や作業所なども,克服,治療するためにある,という考えをするようになった。
  • 実習前は利用者とのかかわり方にとても不安を感じていた。実習後は利用者もそれぞれ悩みをかかえている人と話しているうちにわかり,とても実習が楽しくなってきた。
  • 精神障害者に対して,どこかに偏見や差別があった。実際に触れ合って,素直な気持ちや,希望をもって退院したいと思いを知り,健常者と何ら変わりがないことがわかった。
  • 気持ちに「ゆとり」がもてるようになった。話し方や,笑顔に気をつけるようになった。

介護実習

  • 介護現場の大変さ,介護士の方たちの努力がわかり,看護師として同じ職種の理解が深まり,チーム連携の大切さを実感した。
  • 一人ひとりが気持ち良く過ごせるように何をすべきか,いつも考えて行動していらっしゃるスタッフの皆様の仲間に入れていただき,私も成長することができた。 
  • 日頃の生徒指導においても生徒の気持ちをより深く考えられるようになった気がした。

障害児(者)教育実習

  • 世界が広がった。

11)「演習」「実習事前指導」「巡回指導」「実習事後指導」について気づいた点,改善案等(抜粋)

社会福祉援助技術現場実習

  • 事後指導では,より個別に疑問などを話せる場所があっても良いと感じた。全体の話を聞くことも参考となるが,自分の疑問や不安などの相談ができない。
  • 事前と事後では講義形式も大切だが,個別指導も少し加えてほしい。自分の向かっている方向が間違っていないか常に不安だった。
  • 巡回指導の先生に1回だけでなくお話を聞きたいと思いましたので,いつでも対応していただくことができないものか。
  • 事前?事後指導の場ではもっと学生同士の交流の機会がほしかった。
  • 一連の流れに沿って必要な手続き,準備,提出物などを詳しくわかりやすくまとめて提示してほしい。
  • 演習,事前?事後を受けるために必要な単位の締切が短く,3年次編入だと時間がなく大変でした。締切をもっと遅くしてもらえれば,最短で卒業できる人がもっと増加すると思います。
  • 事前指導のとき実習種別ごとに分けたほうが良いと思う。巡回指導が実習中に2回あると良い。
  • 関東,北海道など,開催場所を増やして下されていれば,と感じております。他の年配の学友もおっしゃっていました。
  • 「巡回指導」の際,指導者と同伴の時間も設けていただきたかった。「事後指導」は2チームに分かれて行われた。社会福祉士を目指しての指導であったが,仕事を持つ人と学生で勉強のみの人を分けてくださるチームも必要であったのでは,と思われます。
  • 事前指導で心がまえをしっかり意識でき,また,巡回指導で不安を和らげられ,目的を改めて明確にもつことができ,有意義であった。
  • 実習など,わからないことについて学生から学校へ問い合わせるばかりで,心細いこともある。できれば,学校の方から1回くらい学生へ状況について困っている事はないかなど聞いてほしい。

精神保健福祉援助実習

  • 実習事前指導は2日,巡回指導は最低2回あった方がよいと思う。
  • 演習で実習先ごとにグループ分けし,仲間ができれば心強いと思う。
  • 演習や事前,事後指導などは,少人数でとても楽しく学ぶ事ができました。ただ,日数をもう少し選ぶことができたら良かったなと思いました。
  • 少人数の科目なので学生同士が互いに交流する授業にしてほしい。
  • ロールプレイや,SSTの実践は,とても役に立った。予習,復習もかねて勉強にもなると思う。
  • レポートは独学でもいいかもしれないが実習は実習先,大学,学生が複雑に絡んでくる。今のような独学体制では,学生は実習させていただいているという気持ちが先に立ち,萎縮してしまうことがある。

12)「実習」について在学生へのアドバイス(抜粋)

社会福祉援助技術現場実習

  • 実習生が本気で取り組む姿勢でのぞめば,実習先も真剣に対応してくれると思います。
  • 職員の方と積極的にコミュニケーションを取ること,勉強しに行っているので,その姿勢を見せないと職員は不信感を持ちます。
  • できれば職場以外がいいですね。
  • きちんと計画表を作成するべき。そうすることで実習が意味のあるものになるでしょう!
  • 積極的に学ぼうとする姿勢を職員の方たちはよく見ています。担当の方以外の職員の目もある事を忘れてはいけないと思います。普段から周囲への気配りをしていないと「その時?その場だけ」の動きは見抜かれてしまいます。
  • 自分は何のためにそこで実習するのか,しっかりした考えのもとに実習すること。その結果がどうであれ実りある実習ができると思います。
  • 知識が不十分なのは正直当たり前だと思います。大切なのは一生懸命実習に取り組んでいる姿勢と挨拶だと思います。
  • スタッフの方々との人間関係に少しだけ苦労しました。しかし限られた時間の中で利用者さんとの心のふれあいや学びに,自分の変容を実感する事もありました。相手を責めるのではなく,自分を見つめなおすことも大事なのですね。
  • 実習初めての人は肩に力を入れず,自分のできることできないことをきちんと理解し,分からないことは素直に聞く態度が大切です。
  • 自分の一番興味のある実習現場で実習するのがベストではないかと思います。そうでなければ4週間の実習は長く感じられるのではないでしょうか。
  • 実習先種別によって指導体制は千差万別と思われますのであらかじめ十分吟味して選ばれることが肝要です。
  • 様々な実習先の対応がありますが,全ては今後の糧になるので頑張りましょう。
  • 自宅から近いところがいいと思います。
  • 実習前に実習先に関する学習をきちんと行う。また事前に実習先でボランティアを行っておくとスムーズに実習に入りやすい。
  • 県内での病院実習の受け入れが,今後増えることを期待しています。
  • 挨拶,笑顔,感謝。
  • 国家試験の受験資格取得のために実習に臨むのでは,実習を通して得るもの,課題達成のために臨む姿勢が深く追求されない。事前準備の段階から実習の目的を具体的に意識することが大切と思われる。

精神保健福祉援助実習

  • 不安はたくさんあるが「学生」ということを意識し,できないのが当たり前,結果は何も残さなくても大丈夫という思いで様々なことを体験して下さい。
  • 慣れない場所と人間関係で緊張の連続だと思うが,そこで縮み上がっていてはせっかくの貴重な時間がもったいないので,自分からどんどん行動?発言して,それで指摘を受けた点について考察を深めるようにしてほしいと思う。
  • そこに到着するまでは本当に大変でしたが,過ぎてしまうと本当に貴重な体験となりました。最後まであきらめないで努力を続ければ必ず道は開けますので頑張ってください。
  • 単位が欲しいため,資格が欲しいため,だけの実習では学ぶことが少ないでしょう。
  • 実習先は学生扱いはしません。普段の会話は役に立ちません。普段から相手の話を聴く姿勢を身につけていないと実習でトラブルの要因になりますので注意が必要です。
  • 実習に行くまでに必須科目があるので,学習計画をきちんと立て,予備知識を入れる時間をきちんとつくること。辛いことはあると思うので,事前指導で友達を作ること。
  • わからないことはわからないままにしない。指導者に聞く。ふだんよりゆっくり目に話し,常に笑顔を心がける。
介護実習
  • 実習は大変ですが,自分の人生の中で縁があって出会えたこと。とても大切な経験だと思いました。
  • 自分から積極的に何を学びたいのか相手方に伝えること。「待ち」の姿勢では得られるものが少ないと思います。
  • 一日一日の実習を大切に全て吸収する気持ちで臨んでほしいと思います。

13)国家試験?教員採用試験の受験勉強について,いつごろからどのような内容で取り組んだか(N=70)

◆具体的内容(抜粋)
社会福祉援助技術現場実習

  • 過去問題や一問一答の暗記。
  • 模擬試験。
  • ユーキャンのテキスト活用。
  • 参考書,ノート作り。
  • テキストの読み返し。
  • ワークブックと問題集を繰り返す。
  • PC入力用過去問題。
  • 年符で覚えた(先生からのアドバイスの一つでもあった)。
  • 単語帳で暗記,NHK社会福祉セミナー(ラジオ)を聞く,インターネットのサイトをチェックする。
  • 問題を解くことをくり返し行った。歴史は年代ごとに全体的にまとめて理解するように努めた。
  • 国試対策講座(大学で開かれていた講座)で教えてもらった勉強法を参考に取り組んだ。
  • 社会福祉士の試験勉強でしたが,過去問を何度も解き,受けれる模試は全て受けました。
  • 近年の法の改正等をまとめる。
  • 教科書を読み直し,最新の状況もわかるエッセンス集のようなもので基本をおさえておくべきだった。
  • 国家試験の予想問題週や国家試験の過去問題集など6冊を購入した。全て一度はやり,3回は繰り返しやった。
  • 社会福祉会の受験対策に参加,過去問。
  • テキストと連動する形で,問題集の反復練習を行う形で学習を進めた。わからない部分,解けなかった部分についてはテキスト他で調べて,問題集の「解説?回答」の余白に書き込むようにした。
  • 一気に2時間とかではなく,朝20分,昼20分,夕20分,夜20分というように細かく区切った(必ず無理をせず,続けられるペースでやること)。
  • 今後は○×問題がなくなるとのことで,受験者は困難が増えると思います。

精神保健福祉援助実習

  • ワークブック,過去問。
  • 過去問題集,模擬試験。
  • 中央法規の受験ワークブックを利用し科目ごとに勉強。
  • 対策講座を受講。過去問に取り組み始めたのは試験の1カ月前から。短期集中で1カ月1日8時間勉強した。
  • 中央法規で出版している過去3年間の過去問題集,おなじく中央法規出版の「精神保健福祉士の基礎知識」「精神保健福祉用語辞典」「精神保健福祉白書」等で勉強を進めた。
  • 精神保健福祉士の方のアドバイスを頂き,参考書,問題集を購入しました。「ひたすら暗記」と言われ,心掛けましたがやはり,実際は難しかったです。
  • 過去問を勉強しましたが,試験を受けてみると「正しいものを一つ選ぶ」あるいは「誤っているのを一つ選ぶ」のみの問題が多く,傾向が違っていました。来年,もう一度チャレンジしてみます。
  • 今までの教科書を読む。ノートにまとめる。
  • 暗記カードをつくって覚える。
  • もう少し,早い時期から行うとよかったと思いました。過去問を中心に行いました。

◆これから実習を目指す方は,是非,以上を参考にして学習や準備を進めてください。また,いただいたご意見のうち必要なものは今後の実習のあり方を検討する材料とさせていただきます。

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