●精神保健福祉援助実習（本年12月までの受講予定者を含む）
　?全体　125名（複数箇所で実習した方がいるため延べ135名）
　?平成17年7月?12月実習受講者　 55名（61名）
　?平成18年2月?7月実習受講者　 18名（20名）
　?平成18年7月?12月実習受講者　 52名（54名）

職業別受講者数

●社会福祉援助技術現場実習
　「福祉関連従事者」の85名（37.1％）が最も多く，次いで「無職」27名（11.8％），「看護師ほか医療従事者」26名（11.4％），「パート?アルバイト」20名（8.7％）の順でした。

●精神保健福祉援助実習
　「会社（商店）員?銀行員」37名（27.4％），「福祉関連職従事者」37名（27.4％），「看護師ほか医療従事者」17名（12.6％），「教員」14名（10.4％）の順でした。

◆精神保健福祉援助実習では「会社（商店）員?銀行員」が上位になっていますが，社会福祉援助現場実習での「会社（商店）員?銀行員」は19名（8.3％）と比較的下位であったのが特徴的でした。

実習受入機関種別受講者数

●社会福祉援助技術現場実習
　「特別養護老人ホーム」の67名（29.3％），「社会福祉協議会」26名（11.4％），「老人デイサービスセンター」23名（10.0％），「知的障害者厚生施設」19名（8.3％）の順でした。

●精神保健福祉援助実習
　「精神科病院」45名（33.3％），「精神障害者授産施設」34名（25.2％），「精神障害者地域生活支援センター」32名（23.7％），「精神科クリニック」13名（9.6％）の順でした。

◆「社会福祉」は上位4種別で6割を占め，残り3割は21の種別に分散しました。一方「精神保健福祉」は上位4種別で9割を占めました。

実習機関希望順位別受講者数

●社会福祉援助技術現場実習
　「1位」189名（82.5％），「2位」23名（10.0％），「3位」13名（5.7％），「4位」4名（1.7％）の順でした。

●精神保健福祉援助実習
　「1位」75名（55.6％），「2位」23名（17.0％），「3位」18名（13.3％），「4位」8名（5.9％）の順でした。

◆「社会福祉」では8割が第1希望（1回の調整）で実習受入が決まったのに対し，「精神保健福祉」では8割は第3希望までに決まるが，残り2割は調整が難航する傾向となりました。大学としても受入先の確保によりいっそう努めてまいります。

分割実習別受講者数

●社会福祉援助技術現場実習
　「連続」164名（71.6％），「2分割」36名（15.7％），「3分割」10名（4.4％），「4分割」19名（8.3％）の順でした。

●精神保健福祉援助実習
　「連続」102名（75.6％），「2分割」26名（19.3％），「3分割」7名（5.2％）の順でした。

◆「社会福祉」「精神保健福祉」とも7割は「連続」，2割は「2分割」実習で9割を占めました。

まとめ

　多種多様な職種の方が専門資格取得のため努力を重ねています。平成17年度は，社会福祉士43名，精神保健福祉士32名の方々が，国家試験に合格しました。それぞれ異なる環境，限られた時間の中で可能な限りの努力をされた結果です。各人の目標が達成できるようそれぞれのペースで学修に努めていただければと思います。
　なお，実習先では利用者の方々と直接触れ合うことになります。実習先の施設や病院は福祉の生の現場であり，生活の場です。実習生のための訓練施設ではありません。したがって利用者の方に迷惑がかかることが危惧される場合，実習が中断されることがあります。
　現在実習中の方，またはこれから実習を行う方は，実習生としての自覚を持って臨まれるようお願いいたします。

　高等学校教諭一種免許状（福祉），養護学校教諭一種免許状取得希望者への新規のご案内はありません。
　事前指導を受講された方は，その際のご案内をよくお読みいただき，諸手続きも滞りなくお願いいたします。実習が有意義なものになることを祈念しております。
　免許申請に必要なすべての単位を修得された方は，免許の授与申請の手続について，各自で都道府県教育委員会にお問い合わせください。教職免許申請用「単位修得証明書」（1通600円）の発行を希望する方は，『学習の手引き』2005年版p.220?221，2006年版p.206?207を読み郵送でお申込みください。