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保育士?幼稚園課程

利根川智子(とねがわともこ)先生

出身地:神奈川県
主な担当科目:保育の心理学、保育原理、保育内容総論、保育者論、リエゾンゼミⅠ~Ⅳ、保育実践演習、保育実習指導Ⅰ?Ⅱ、教育実習(幼?小)の事前事後指導

Q1. ここで働くことになったきっかけを教えてください。
学生さん達によるイベント等を拝見して、素敵だなと思ったからです。
学生の研究発表を聞き、発表内容もしっかり掘り下げて、よく考えられた内容でした。行動力、持続力のある学生さんたちの姿を見て魅力的だと思ったからです。

Q2. 子どもの頃はどんな子どもでしたか? 
小さい頃は、引っ込み思案で人見知りでした。また、好奇心も強く、構造を知るために機械を分解するのが好きでした。時計など身の回りの物を分解して遊んだり、造船場のクレーンの動きを観察したりしていました。また、あじさい花の色はどう変わっていくのかを知りたくて、長い時間ずっと観察するような面もありました。昔から何かを追求する性格だったことが活かされているのか、今も学生さんと話すときは、この学生さんは一体何を考えて、この言葉を話しているのだろうと考えてしまいますね。

おてんばな面もあり、木登りをして、そこから見える横浜港を眺めながら、クッキーを食べたり、本を読んだりもしていましたよ。のんびりとした性格でした。
 
Q3. 利根川先生は、礼儀作法などがしっかりしているイメージがあるのですが、習い事などはしていたのですか?
両親の影響かもしれません。しつけは厳しかったように思います。また、「こういったことを言うと、こんな風に相手に伝わるよ。」ということはよく親に言われていました。

Q4. 好きだった給食はなんですか? 
五目煮物、根菜の煮物、根菜の煮物、麻婆豆腐、グラタン、カレーライス、パンなどいろいろです。家庭ではなかなか食べなかった料理も好きでした。

Q5. 学生時代の思い出を教えてください。

大学に入ったらたくさん保育専門の勉強をしようと思い、大学院まで勉強していました。高校の時には、暗記ものの勉強は何のためにするのだろう、と思っていました。でも、大学に入ったら、高校までの勉強が土台となって大学での学びに繋がるとよくわかりました。専門分野の勉強も楽しかったけれど、語学の授業のクラス分けの際、保育、幼稚園系以外の学生と話をしたり一緒に勉強したりすることも学びの刺激になり、楽しかったです。 また、3,4年生の時も、面白そうだからという理由で、友達に誘われて追加で外国語の授業を取りました。この国の言葉で、これはこう言うということを知れることが楽しかったですね。

授業の時間割はいつもびっしりで、課題は、毎回のようにレポート用紙15枚程度書いて提出していました。その時には、どの本を読んでレポートを書こうか考えることが楽しくて、それほど苦ではありませんでした。保育実習指導のような、礼儀作法、手紙の書き方などは、今ほどには学校では学ばなかったため、両親に教えてもらったり、友達同士で、情報交換をしたりしながら知識をつけていました。昔は、現代ほどそこまで礼儀などに関してはきつくはなかったと思います。

また、長期休みにボランティアで実践の場に出て保育を学んだりと、積極的に動いていました。ボランティアを受け入れてくれるところが多く、学ぶ機会をたくさん頂けていました。周囲の人たちには恵まれていましたね。大学院時代は、学内の保育施設でアルバイトさせていただいて、一緒に遊んだり援助をしたりしていました。保育の現場で、人生経験の異なる方々の中でアルバイトもさせていただけたことで、学生時代に何度も社会と関わる機会を得ることができました。

休日は、友達と図書館をハシゴして、勉強後は現在のみなとみらい付近の海の見える場所で、食べ物を食べたり、お話ししたりしていました。

それ以外にも一杯ありすぎて、絞れません。誘ってくれた仲間、当時の自分を快く受け入れてくださった保育所や幼稚園に感謝しています。

Q6. 先生の人生も中で最も楽しかったことはなんですか?
大体いつも楽しいです。不満がある時もありますが、振り返るってみるといつも楽しいと感じます。青春時代は、わけもわからず突っ走っていて、きらきらしていたなと思います。

Q7. 趣味、マイブームはなんですか? 
ここ数年は、家の庭の植木いじりです。植物が育つのを見るのが好きです。ききょう、シュガーパイン、ツタのような植物、ポトス、バラ、ゼラニウム、シクラメン、などなど。頂き物の植物が根っこを出すと鉢の数が増えていきますね。この間の台風でバラの花が倒れてしまってショックでした???。

Q8. すきなスポーツはなんですか? 
運動は学部生の頃以来取り組んでいないので、特にありません。学部の頃は友達に誘われて、サークルでバドミントンと学校の体育の授業に参加していた程度です。高校は、文化系の部活に入っていました。

Q9. スポーツ観戦などもしないですか?
スポーツ観戦は、人と人とがぶつかって怪我をしてしまうのではないか、と思ってしまうので見るのは苦手です。

Q10. よく聞く音楽はなんですか? 
自分で選ぶ場合にはJポップ、クラシックなどをよく選択しているように思います。基本的に好みはありません。街中やお店の中などで流れている大体の音楽は楽しんで聞いています。レゲエでもジャズでもなんでも聞きます。好きなアーティストであれば、例えば、槙原敬之、竹内まりやです。実習訪問のときは槇原敬之や久保田利伸を車の中で聞いて行きます。

Q11. 好きな飲み物、酒、つまみはなんですか? 
飲み物は、お茶や紅茶が好きです。フレーバーティー、ハーブティー、アールグレイ、チャイティーなどが好きです。コーヒーはお茶に比べたら飲みません。ココアも好きです。お酒は梅酒、ワイン、サングリアなどが好きです。おつまみはおいしそうであればこだわりはありません。しかし鶏肉は進んで食べません。鳥が好きなので、生きている鳥と重ねてみてしまうからです。骨つきのお肉は特に苦手で、どこの部位のお肉かな、と考えてしまいます。

Q12. 好きな場所?よく行く場所はありますか? 
好きな場所は、緑の多い公園です。勾当台公園に緑の相談所があり、家で育てている植物の相談をしに行きます。澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】も緑が多く好きで、ケヤキの幹の下歩くことが好きです。よく行く場所は、職場が一番多いかもしれません。

Q13. おすすめの一冊を教えてください。 
『ミスエデュケーション』という本です。もう絶版かもしれません。学生の頃読んだ本で、早期教育を良しとする風潮に対して、本当にそうかどうかを問いかける一冊です。社会、そして、私たちが学んでいる保育や教育で当たり前のこととされていることでも、本当にそうなのか?を考えるきっかけを得られました。そのほかにも、教育系で言えば、「灰谷 健次郎」「林 竹二」の本も読んでいました。

Q14. 緊張した時はどうやって対処していますか?
 
緊張の原因にもよります。初対面や大勢の人の前に出て緊張している場合には、緊張していることを周囲の人に伝えます。授業の時は緊張しっぱなしですし、集中しっぱなしです。緊張して、授業中話したいことを忘れてしまわないようにパワポのメモ欄に、お伝えしたいことを書いておくようにしています。話を聞いている側もリラックスできるように、一緒に緊張をほぐせるように声をかけたりもします。

Q15. 座右の銘を教えてください。
「やればできる、かも。」
できるかわからないけれど、一応信じて頑張って取り組むようにしています。好奇心でどこまでいけるかやってみたくなるので、自分が持った目標に対して、いけるところまで行ってみたい、という思いがあります。
 
Q16. 憧れの人はいますか? 
目指すという意味での女性の憧れの方は、どちらも亡くなっている方ですが、二人いらっしゃいます。皆さんがご存知の可能性が高いのは、野際陽子さん 流行を持ち込むところ、凛としている姿、プロとして仕事している姿が素敵であったと感じます。

もうお一人は、2年間の仕事仲間でした。養成校の教員で、いつもにこやかに、丁寧に、愛情をもって他者に接されており、いつも前向きな姿勢をお持ちの先生に憧れていました。その他にも、憧れの意味のとり方によっては、たくさんいます。

Q17.先生にとってTFUの学生はどんな存在ですか?
育っていく人達。これからの社会を担っていく人達。世の中にいろんなテーマがある中で、同じ保育に興味を持った仲間達。普段、様子を拝見していて、とにかく一生懸命になれるところ、ここぞという時によく努力されるところ、周囲を見て自らを省みていこうとする姿勢、チームワークを考えていこうとする姿勢など、すごいなと思うことがよくあります。相手のことを考えながら行動していたりと、人としての関わりを知っている人達だと感じています。

Q18. 先生のおすすめ、すきなお店はどこですか?
緑が多い場所にあるカフェです。具体的には、仙台市泉区の紫山にある喫茶店です。半分パン屋さんになっていて、パンも美味しいです。店内に、槙ストーブがあり、庭は緑が綺麗で素敵です。近くに図書館があり、そこで本を借りで、ここのカフェで一服するのもいいでしょうね。

Q19. 先生が保育の道に進もうと思ったきっかけを教えてください。
高校時代、色々な選択肢のある中で将来の進路を考えていた時、公園で子ども達の遊ぶ姿を見ていて、子どもには子どもの考え方、感じ方があるんだな、と感じ、「子どもの考えてることをもっと知りたい」と考えるようになったのがきっかけです。また、心理系の道も考えられると思いますが、私の場合は実際に子どもを見て、声を聞いて…という実践を通じて子どもの考えている事を知りたいと思っていたので、保育の道を選びました。

また、もともと大学院へ進むことは考えていたのですが、実践のできる研究職の人って、当時は少なかったんです。私は実践する立場として学んだ人が大学院へ行ったらどうなるのか、ということも含めて興味がありました。
また、大学時代は、資格の勉強や実習で手を抜くようなことは一切なかったですよ。自分では、限界ギリギリまで頑張っていたと思います。
実践の中で見て、感じたことを世に伝える立場になるので、実践者になるつもりで学び、実習していました。

Q20. 最後に福祉大の学生にメッセージをお願いします。
せっかくの4年間ですから、一度は何か真剣になれるものを見つけて、のめり込んでみてほしいなと願っています。学生時代にのめり込んだことは、それが何にせよ、極端な場合を除くどのような結果であるにせよ、自分の人生の糧になるだろうと思うからです。

学生という言葉は、社会から猶予を与えられていることも意味しますから、それ以降の時期よりも必要な援助を受けやすい期間です。必要な援助を表明しながら、夢を叶えていけるような、あるいは、ただじたばたするような時期に、何か一つでものめりこめるものを見つけて、取り組んでみることをお勧めします。


利根川先生ありがとうございました!

記事担当者:岡田早希、菊池海里