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VOL.57 JANUARY 2009

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スクーリング?アンケートから

●科目ごとのスクーリング受講の感想

 秋期スクーリングIII以降のスクーリング受講者へのアンケートから,各科目の感想を抜粋いたしました。

ケアマネジメント論

  • 福祉は対人援助であるということ。
  • 排泄ケアでのおむつに頼らない援助は印象に残りました。
  • ネットワーク作りの難しさと必要性。
  • フォーマルサービスが利用者の満足するサービスとは限らないこと。
  • 個人のプラス面をたくさん見つけることが大切ということ。
  • ストレングスモデルの考え方は,今後のしごとに参考になりました。

児童福祉論

  • 子どもたちの切実な思いに涙が止まらなかった。中途半端な気持ちでは逆に傷つけてしまうかもしれない。子どもと向き合うことの「覚悟」の大切さを感じた3日間でした。
  • 虐待の定義を勉強しても具体的なイメージがわきませんでしたが,今回の講義でつかめた気がします。
  • 自分が小さい頃に感じていたこと,思っていたことで悩んでいる子どもがたくさんいることが印象に残りました。
  • 児童相談所の役割や機能,虐待,児童福祉施設に関することなど,先生の話やビデオを通して知ることができた。ここまで大変な状況になっているとは思っていなかったので,とても衝撃を受けた。

福祉リスクマネジメント

  • 人と人とのつながりは自分から始めることで広がることが具体的にわかりました。どうしていくかは自分次第ですね。
  • どんな介護事故が起こってしまっても,施設側は自らの施設を守るのではなく,利用者とその家族に対して信頼を決して裏切らないようにしなければならない。

福祉法学

  • 問題を解決するには,トータルケア,チームアプローチ,チームケアが必要である。
  • 憲法の精神の根源の部分を始めに学んだので,全体像がつかめるようになった。日本の四季,感性,中庸の精神など,一見関係ないことのように思えるが,法学を学ぶこととつながっていることに感動を覚えました。

高齢者福祉論

  • ぺテルの家やナザレ園など,テレビで放送時に見たり,本で読んだりしたが,年月を経て,以前とは異なる見方ができた。
  • 高齢者に日々接し,介護保険上の問題を感じているが,介護側の立場でものを見てしまい,利用者本位で考え続けることが大事だと思いました。
  • ワーキングプアは若い人の問題だと思っていました。高齢者のワーキングプアははじめての視点でした。
  • 高齢者というよりは,一人の人間としての尊厳,人権として考えさせられた。
  • できない理由を考えるのではなく,どうやったらできるのかを考え,やってみる。相手の立場に立つとはそういうことなのかなと気づきました。

障害者福祉論

  • 先生が障害をゴム糸に例え,障害を持たれた方は一度伸びきってしまったゴム糸と同様に,普通の生活に戻ることは大変なのだ,と言われていたこと。
  • 障害者であっても,道にある障害を取り除いてくれれば,何の障害もない。

福祉社会学

  • 「価値の自由」が印象に残りました。無意識のうちに主観で考えてしまっていることにハッとしました。
  • 人名や用語が理解しにくかったが,先生の説明で意味や内容,背景などがわかった。社会学がこんなに興味をそそられる学問であるとは思いませんでした。
  • 私達は無自覚に差別社会におり,また差別を行っている。それを知ることが,学ぶことだと感じます。
  • 「人間の標準」や「豊かさ」について考えてみたいと思います。

地域福祉論

  • 地域福祉の展開が,私たちの取りくみ方によって無限の可能性を有しているということを実感しました。
  • ノーマライゼーションやソーシャルワークを前提とした地域ネットワークの形成について。
  • 小規模多機能型やGHがどのように機能しているのかが理解できた。これを持ち帰って,自分の職場や住んでいる地域に反映できるとよいと感じた。
  • これからの日本の福祉のあり方として地域福祉の澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】性についてこれまで疑問視するところがありましたが,明確な講義内容で,今後安心してボランティア活動に打ち込む心の整理ができました。

公的扶助論

  • 社会保険と公的扶助の違い,生活保護の仕組みがよく分かりました。

社会保障論

  • 社会保障論という枠組みの中で,介護保険,年金といったように個々で捉えるのではなく,全体を通して見てほしい,という一言が非常に心に残りました。
  • 社会保障の制度は自分の生活に身近なものであるにも関らず,きちんと学んだのは今回がはじめてでした。

社会福祉原論

  • 利用者の問題そのものを指摘?指導するだけでなく,いきいきとした生活しやすい社会の構築を目指すことの澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】性を感じた。

介護概論

  • 「その人らしさ」という言葉を具体的に表すとき,その言葉の裏側にはその人らしさを構成する細かな計画と適切な介護が存在しなければならない,とあらためて気づかされました。
  • 多くの受講者がいて学びをするなかで,偶然に出会った人たちからいろんな刺激を受け,そのことが自己の成長につながれば講義内容以上の収穫が得られると思った。
  • 根拠(エビデンス)にもとづいた介護を提供することにより,介護を学問として体系づけていくこと。

精神科リハビリテーション学

  • 「生活のしづらさ」という言葉をいろいろなところで聞くようになったが,生活とは何かということを改めて考えたことはありませんでした。「生活」とは,三浦市によると「生産と消費のないまぜ行動」ということを講義中に知り,自分の中でまた新しい概念ができました。
  • 「生活障害は万人にある」という視点に多いに考えさせられた。

精神保健福祉論I

  • 心因性,内因性の精神障害者の原因や対応策が明確ではないことによる専門家の対応の難しさ。
  • クライエントの方々との実際の関わりの様子を聞くことができてよかったです。

精神保健福祉論II

  • ノーマライゼーションやエンパワメントなど,単なる用語の理解ではなく,障害者の現実場面に即した視点で見ることについて考えさせられた。
  • 本人主体が大切であることは知りながら,自分が働く上では自分の都合を優先しがちであることに気づきました。

社会福祉援助技術論I

  • 過酷な産業革命の労働,人種差別,アウシュビッツなど,全世界で多くの理不尽なことが起こった歴史があり,その上で福祉が生まれてきたことが改めて分かった。
  • 資格取得を目的とするだけでなくなぜ勉強するのか,といった先生の考えをお話くださったことが心に残りました。
  • 自己覚知の大切さが一番印象に残りました。
  • 「ニーズ」と「Want」の違いなど,はっきりとは分からなかったことについて詳しく聞けてよかったです。

社会福祉援助技術論II

  • 具体的に実践していくことを意識して調査をする,ということが頭に残りました。
  • 制度を必要としている対象者の意思が,実はしっかり調査されておらず,その声を反映せずに制度がつくられているということ。

社会福祉援助技術論III

  • 以前TVで少年院での「サイコドラマ」の場面を見たときはその必要性が分からなかったが,今回のスクーリングで理解できた。
  • グループワークは100回の面接よりも効果的である。

社会福祉援助技術論IV

  • インフォーマルサポート化へ向けて,ニーズの発見が大切であり,社会調査でのデータから実態をつかむことが澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】である。
  • 居宅のケアマネージャーをしています。柔軟な発想を心がけ,さまざまなアプローチをしてきたつもりですが,グループワークの際の自由な発想に驚かされました。実務についているがゆえに,「これは無理だろう」と自分の中で門前払いしてしまうことがあることを再認識しました。

社会福祉援助技術演習II

  • ケアプラン作成のプロセスが理解できた。
  • 利用者のニーズを把握するために必要なアセスメントを十分行えるように,知識?技術を学ばなくてはならないと再確認した。
  • タイムアウト法,セラピューティックホールドについて説明を受け,さらに細かく調べてみたいと思いました。

心理学概論

  • 学習とは見聞きしたことを覚えたりできるようになることだと思っていたが,心理学では,できたことができなくなるといった変化も学習と捉えることに,驚きと面白さを感じた。
  • 子どもに問題行動があると親にも問題があると考えてしまうが,そうではなく,「気質?相性」という考え方があることを知った。偏った考えでいることの恐ろしさを感じた講義であった。
  • 「人間は事実を見ているとは限らない」。相談業務において目の前にあるものだけではなくさまざまな方面から考える必要性を改めて感じました。

教育心理学

  • 少し難しい課題を与え「当たる喜び,外れる驚き」を感じさせることが教育である。
  • 仕事である業務を部下に教えた時に,一度で理解する人と何度も同じミスを繰り返す人がおり,これまではその人の問題と思っていました。今回の講義を受けて,できない人は何が分からないのか,私自身の説明の仕方に問題はなかったかなど,新しい視点で取りくみたいと思いました。

家族心理学

  • 家族をシステムと捉えることで,家族間の問題に気づきやすくなっていること。
  • 家族も発達段階によって形態が変わってくるので,問題が起こった場合,アプローチが異なることを学んだ。

社会心理学

  • 参考書に多く載っている実験データは,自分で解説を読むだけではほとんど分からない。スクーリングで説明してもらってようやく理解できた。
  • 「集団」の怖さを改めて感じた。自分も知らないうちに傍観者になっていたり,集団の非個性化にのまれている部分があったことに気付きぞっとした。
  • 「説得」「スキーマ」「多元的無知」を実生活に活かすポイントが話されているのがよかった。
  • 実生活の人間関係づくりで参考になることが分かりました。社会心理学すごいですね。

福祉心理学

  • 認知症の方は自分が生きていけるように他人に合わすことが上手だということは,仕事を通して承知していました。徘徊などの問題行動には全て意味があり,実は家族などに対する愛情による,ということが印象的でした。
  • 人は自分のためではなく,誰か他の人のために生きるということ。私には3歳の娘がいますが,娘が生まれてからは,私は彼女を守るために生きていると実感し,生活もいきいきとしたものになりました。

生涯発達心理学

  • 一生涯を通じて伸びることもある。若い人に信頼される老人になりたい。
  • 現在3歳10ヶ月の子どもを育児中です。この時期の子どもは遊んであげることが一番であるということが印象に残りました。今回の授業は,自分の今の生活を見直すよいきっかけになりました。

環境心理学

  • 人間は刺激が多すぎても少なすぎても正常にはなれないこと。その人にとってのいい塩梅が人によって異なり難しいことだと思った。
  • 環境保護に対する内発的動機づけと個人の利得の話が興味深かった。レジ袋有料化などよりもっと効果的な方法で動機づけできないか,考えるのはよいと思った。

心理アセスメント

  • アセスメントする側は,覚悟と自信をもって臨まなければならないということ。問題をかかえるクライエントに,中途半端な知識や心構えでかかわってはいけない,と身の引きしまる思いがしました。
  • 異常を身体的な視点でまず見ることの必要性。クライアントをこころと体を両面から総合的に見れないといけないと認識を改めました。

聴覚障害教育

  • 教育は奇跡ではない,そこに可能性を見出し可能にすることである,という言葉が心に響きました。
  • 大切なことは人と人との関わりはお互いが歩み寄ること。

特講?福祉心理学IV(スクール?カウンセリング)

  • 先生のスクールカウンセラーとしての姿勢(謙虚さ,来談してくれたことに対する感謝,来談を勧めてくれた教師への感謝)に心を動かされました。その姿勢こそが,よりよい対人関係を築く基本であり,心理療法の原点ではなかろうかと感じました。
  • コミュニティ心理学はとても興味深い分野だと思った。ソーシャルワークにも使える,というよりも使っている考え方だと思う。学校をコミュニティと見て,スクールカウンセラーの役割などを説明してもらえてわかりやすかった。

特講?社会福祉学(連続ケアと地域生活モデル)

  • 小規模多機能サービスの仕組みをよく理解していなかったので,今回の授業でとてもよく分かりました。特に「地域社会が一つの施設」という言葉が印象に残りました。
  • 地域の空き住宅を老人ホームにできるとは,目からウロコが落ちました。
  • 既存の制度にしばられ大変なことだからと手を出さない事業者…,どんな企業でも儲かる手段(お金を払ってほしいサービス)を考える社会において,福祉サービスはその努力を怠っている,というお話に納得しました。

●先輩として,学習を進めるうえでのアドバイスなど

  • 通信教育は,本人のやる気があれば,自分のペースでゆっくり深く学べる利点がたくさんあります。
  • パソコンやノートなどに学習した事柄を書き出していく。一度文章にしてみると,自分が理解できているところやまだ足りないところが見えてきたり,勉強をしているという実感がわいてくる。
  • とにかく最初は何でもいいから書いてみることです。書かないと何もはじまらないと思います。
  • スクーリングにはできるだけ参加するようにしています。レポート提出はなかなか進みませんが,スクーリングに出ることで知識が増えてきたように思います。来年度は,これまでに学んできたことを元に,レポートに集中して取り組んでいきたいと思っています。
  • 眠気におそわれなかなかレポートが進まず辛いこともあったが,何度かレポートを提出して,合格した経験を自信にすることで,眠気も緩和した。
  • 仕事のせい,家庭のせいにせず,レポートを提出する。「鉄は熱いうちに打て」で頑張ること。
  • 時間をつくるのが困難で,少し時間ができるとゆっくり休息したい気持ちもでてきてしまい,葛藤の毎日です。遅々として進まないレポートにストレスを感じる毎日ですが,1課題提出するごとの達成感は忘れられません。
  • 情報処理カード(B6?2穴)を使って科目,項目ごとに書き込んでいます。こま切れにしか時間がとれないので,思いついた時に後から追記していける情報処理カード方式が整理しやすいです。レポートを書くときは,そのカードの中からテーマをピックアップして並べ替えてから構想を練ります。パソコンで書き始めてからも,まずはこま切れに文章を書いて,後で切り貼りをして編集を行うと,くじけそうになった時も一休みしやすいです。
  • スクーリングに参加するごとに,一人で勉強しているのではない,みんな頑張っているのだとやる気が出ます。
  • スクーリングに出席すると,だいたいの科目はレポートを書くヒントが得られます。

●事務室に対するご質問

Q.レポート用紙の追加購入について,セットではなく1冊ずつはできないでしょうか?
A.郵送で申し込まれる場合は,手書き用5冊1セット400円,ワープロ?パソコン印字用10冊1セット300円となります。しかし仙台にある澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】の通信教育部窓口であれば,1冊あたり手書き用80円,ワープロ?パソコン印字用30円でご購入いただくことが可能です。なお,郵送の場合は定額小為替同封でお申込みいただきますが,窓口では現金販売も行っております。スクーリングなどで本校にお越しの際にご利用ください。
Q.スクーリング開始の2時間ほど前に到着しましたが,まだ開場していませんでした。早めに開けてもらえるとありがたいです。
A.学外でのスクーリングの場合,通常,1時間ほど前に開場するようにいたしております。会場借用の時間によって,教室を早くあけることが難しいこともございますので,どうぞご理解ください。
Q.レポートの評価がよくても科目修了試験の結果が科目の成績になるのはなぜですか?また,科目修了試験,スクーリング試験の答案用紙を返却してほしいです。先生のコメントもいただければと思います。
A.レポートは「授業」であり,試験は「評価」のためという位置付けですので,試験結果がその科目の成績となります。試験は「評価」のために行うものですので,添削指導や解答用紙の返却には応じておりません。ただし,不可になった理由が不明確な場合は,『学習の手引き2008』p.155?156の要領で教員に郵送か電子メールで質問することもできますので,ご利用ください。正解をお教えすることはできませんが,不可になった理由は担当教員から説明されます。
Q.オンデマンド?スクーリングをインターネットで申込みましたが,大学から受講受付の返信メールが3日過ぎても届かなかったので心配になりました。
A.メールの返信が遅れ,大変申し訳ございませんでした。オンデマンド?スクーリングでは,原則としてお申込み後,土?日?祝日を除いて3日以内に受理メールを送信いたしております。ただし,担当が出張などで不在のため,やむを得ず返信が遅れてしまうこともございます。またメールに関しては,回線の問題により,お送りいただいたものが届いていないことや,逆にこちらからお送りしたものが受け付けられないといったことも起こりえます。返信のメールが届かない場合は,お手数ですが再度ご連絡いただきますようお願いいたします。
Q.いつも試験の時は大きく時計が出るのですが,今回は前の席だったせいか時計が見えなくて困りました。
A.本校の教室をはじめ,科目修了試験やスクーリングの会場は時計が設置されていないところがほとんどです。本校では,試験時間はスクリーンに時計を映し出すなどの対応をいたしておりますが,席によっては見えにくいこともございます。時間の管理は,ご自身の時計で行っていただくようお願いいたします。ただし,試験中に携帯電話を机上に置くことは認められませんので,腕時計などをお持ちください。

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