With TOP > VOL.36 JUNE 2006 > 

VOL.36 JUNE 2006

【学習サポート】

【現場から現場へ】

【8月科目修了試験のご案内】

【夏期スクーリングIIIのご案内】

【通信制大学院コーナー】

【お知らせ】

【卒業と資格?免許状取得のために】

【ひろば】

【通信制大学院コーナー】

平成17年度通信制大学院修了者からのメッセージ

大学院で学んだこと

社会福祉学専攻 H.N.

(1) 通信制大学院で学んだ2年間で印象に残ったこと,大変だったこと
 あっという間の2年間でした。未だに卒業できたという実感がありません。しかしこの2年間は,私の勉強に対する考え方を変えてくれました。「勉強は楽しいもの」であることに気づいたのです。
 「勉強は楽しいもの」ということを一番感じたのは,スクーリングの時でした。スクーリングはとにかく楽しかったのです。3日間があっという間に過ぎてしまい,「もっと時間があればいいのに」と残念に思う程でした。何が楽しかったのでしょうか。それはやはりいろいろな人の考え方に触れることが出来た,そして自分の考えを言葉にして話をすることが出来たからだと思います。勉強とは,ただ先生の話を聞くのではなく,いろいろな人の考え方に触れ自分の中での考えを他者に伝えていくという作業なのではないでしょうか。このような勉強の仕方が,一番身になるように思います。大学院のスクーリングはどの授業も,まさにそのような内容でした。あるテーマについて,自分の考えを言葉にして他者に伝える,他者の話を聞いていろいろな考え方に触れる,ということの繰り返しでした。その作業はとても楽しく,勉強になるものでした。勉強が楽しく感じれば,力がついてきたという実感も湧きます。実感が湧けばより意欲的になり,もっと勉強しようという欲が出てくる,という2年間でした。

(2) 修士論文作成にあたって印象に残ったこと
 始めは修士論文を書き上げる自信がなかった,というのが正直な気持ちです。しかし何とか書き上げた今の感想は,「よく出来たな」と思い,「この内容でいいのか」という思いと2つあります。提出後,何回か読み直したのですが,「ここまでよくまとめたな」という思うときもあれば,「これは論文ではなく報告書だな」と反省する時もあります。このような思いは,まだ自分の書いた修士論文に自信が持てていない証拠だと思います。
 しかし卒業式の時に,主査を務めていただいた遠藤先生,そして副査を務めていただいた田中先生から「よくまとまっている」というお褒めの言葉をいただいたことは大きな自信になりました。これから自分の論文を自信が持てるものにしていくためには,今後も論文を書き続けていくことが大切と改めて感じています。修了しても,大学院で学んだ勉強を続けていきたいと思います。

(3) 通信教育で学ぶ方々へのメッセージ
 通信教育での勉強は,どうしても孤独な戦いになってしまいます。しかし多くの仲間がいると思えば,頑張ることも出来ます。私は,ホームページの書き込みを頻繁に見て,仲間を感じていました。書き込みには同じ立場の仲間が,共通の悩みを打ち明けてくれます。この書き込みに何度も励まされました。そしてそのおかげで,最後まで続けることが出来たと思っています。時には論文を書かないで,書き込みの文書を作って満足してしまった,という日もあったくらいでした。
 これから通信教育で学ぶ方は,このホームページの書き込みを積極的に行って欲しいと思います。これを見れば必ず一人ではない,と感じるはずです。そして仲間がいると感じながら,勉強を続けることができると思います。

 最後に書面をお借りして,修士論文の指導をしていただいた遠藤先生,スクーリングでお世話になりました先生方,事務室の菅野様,そしてお互いに励ましあった同級生の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。皆様のおかげで無事に卒業が出来ました。ありがとうございました。

1つ前のページへこのページの先頭へ