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VOL.32 DECEMBER 2005

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レポート課題 ワンポイント補足

 レポートで「不可」にならないための大原則は,課題が求めているものから外れる内容にせず,課題に解答することです。そのためには,『レポート課題集』の課題とアドバイスをよく読んでいただくことです。ここでは,添削教員からのメッセージや寄せられた文章をまとめておきます。『レポート課題集』の課題?アドバイスとともにご活用ください。

●医学一般 4単位め

 アドバイスに「その他の疾患についておさえた上で」とありますが,この課題の主たるテーマは「パーキンソン病について」です。「パーキンソン病」に関連する「神経疾患」の説明などは必要となることもありますが,「その他の疾患」を一つひとつ説明する必要はありません。「パーキンソン病について」字数をさいていただくことをアドバイスします。

●障害児の心理 3単位め

 PDD(Pervasive Developmental Disorder)とは,広範(汎)性発達障害,なかでも高機能自閉症,アスペルガー症候群,その他特定不能の広範性発達障害をさしています(DSM-IVなど参照)。軽度発達障害がテーマですので,重度の自閉症について詳しく説明する必要はありません。この課題について,教科書には載っていません。障害児教育?福祉の分野の新しい本?雑誌ならば扱っているものも多いので,さがしてみてください。「軽度発達障害」に関するホームページや「発達障害者支援法」(平成17年4月施行)も目を通すとよいかもしれません。

●心理療法 1単位め

 (2)の課題を選ぶ方は,ロジャースとジェンドリン2人の理論を理解した上で,両者の「共通点と相違点」を中心にレポートを作成してください。クライエント中心療法と体験過程の説明を中心としたレポートは,2人の「共通点と相違点」の課題が希薄になります。

●心理療法 2単位め

 (1)(2)の課題を選ぶ方は,下記のアドバイスもお読みください。

  1.  クライエント中心療法の独自な理論?技法を理解してください。そしてそれが実際のカウンセリング過程で具体的にどのように展開されているのか,クライエント中心療法の理論?技法とカウンセリング過程を対比しながら考察してください。
     教科書に載っている事例に沿って,クライエント中心療法が捉えたカウンセリング過程を対照しながらレポートを作成してください。
     クライエント中心療法の理論やカウンセリング過程の一般論の説明(または,あらすじの説明,要約)ではなく,事例とカウンセリング過程を対比させながら,レポートを作成してください。
  2.  この章は,分析心理学ですが,ここでの事例の考察は,著者が精神分析家であるため,精神分析の立場から考察しております。まず,前の章に載っているユングの分析心理学の理論の理解が必要です。その分析心理学の理論が,実際の事例の心理療法の過程の中で具体的にどのように展開されているのか,対比させながら考察してください。なお,事例の「あらすじの説明や要約」ではなく,事例に即した分析心理学の理論と対比させてレポートをしてください。

●心理療法 3単位め

 (2)の課題を選ぶ方は,「クライシス?インターベンション」と「PTSD」のそれぞれの一般的説明ではなく,両者の「関連性」を中心にレポートしてください。

●心理療法 4単位め

 下記のアドバイスを追加します。
 なお,発達心理学の一般的説明とファミリー?カウンセリングの一般的説明で事例を考察するのは,事例に即した考察というより「一般的説明」の要約に陥ります。
 事例研究は,一般論をいかに事例に即した(具体的に役立つ)理論までかみ砕く作業が求められます。そのためには,発達的視点とファミリー?カウンセリング(家族療法)の両者の具体的に組み合わせた視点のレポートが求められます。なお,具体的になればなるほど,その実行する上での留意点,問題点や限界点が生じてきます。その考察も大切です。

●全科目 ホームページを利用した際の参考文献欄へのあげ方

 ホームページの作者(個人?団体どちらでも)がはっきりしている場合は,(1)作者名,(2)ページ名,(3)アドレスをあげればOKです(『学習の手引き 2005』p.136)。団体のホームページのなかに個人名の入った原稿を参考にした場合は,書いた個人名と載っているホームページ名を両方明記した方がよいと思います。

 (例) 水野 裕 「もの忘れ外来って」 (DCnet認知症介護情報ネットワークホームページ所収) http://www.dcnet.gr.jp/shidousya/kumagai.htm

 また,著者名や団体名がよくわからない場合は,(1)ホームページ名,(2)そのなかのページ名,(3)アドレスをあげてもOKです。

 (例) 心理学を勉強している,したい人のためのポータルサイト:psycho lab. 「カウンセリングとは」 http://homepage1.nifty.com/~watawata/psycho/cl1.htm

 参考文献にあげるというのは,その文献を書いた人(著作権)を尊重するということとそれを読みたい人がどうやって入手できるかがわかるようにするというのが大きな趣旨です。本の場合は,書き方のルールがあります(『学習の手引き 2005』p.135?136)が,ホームページの場合もその趣旨をふまえて表記していただければ結構です。

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