社会福祉学科
学科紹介
社会福祉学科
社会福祉学科では、人間を理解するための深い教養や専門知識、生活上のさまざまな問題をかかえる利用者を相談援助の専門職として支援する力を身につけます。また、これからの福祉社会のあり方を探る力も養い、国家資格である社会福祉士や精神保健福祉士の受験資格が取得できます。
学科長からのメッセージ 教授:三浦 剛
通信教育部に入学されるみなさんの多くは、「資格」の取得をめざしていることと思います。しかし、私はみなさんを資格取得のために学んでいる人とは考えていません。「社会福祉学」を学ぶ人と考えています。
社会福祉学はまだ新しい学問領域であり、19世紀後半の資本主義社会によって引き起こされる「貧困」という社会病理に対する人道主義的な諸活動から生まれた行為、その実践を理論化、体系化することにより確立してきました。人道主義的な活動は、宗教的な背景を持ち「困っている人に手をさしのべる」というイメージが強いのですが、それだけではなくセツルメント活動に見られるように、地域を変えていこう、社会を変えていこうとする「社会改良」の活動も後のソーシャルワークとして澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な位置を占めています。このたび改訂された国際ソーシャルワーカー連盟の「グローバル定義」と呼ばれる新定義も、この社会改良をめざす「開発機能」に重点が置かれたものになりました。
社会福祉学とは人と環境の交互作用に視点を置き、環境(社会)の変革と人々のエンパワメント(主体性や自発性を取り戻すことと言ってよいでしょう)を進めることを科学的に理論化、体系化していく学問です。そのことが必ずしも「社会福祉士」や「精神保健福祉士」という資格をもって実践をおこなうことと同じではないことに注意して欲しいと私は思います。たとえば社会福祉学では、常に現代社会の問題に視点を置きます。そのためには社会を正確に分析する「力」が必要とされ、また、そこで生活する人を、そして社会と人の交互作用を分析する「力」を学ぶことになります。これらはアセスメント力ということもできるでしょう。
同時に、人を理解したり、人に対して「支援」をおこなうためには、人とコミュニケーションする力が必要です。事実をありのままに見ること(受容)と、そのことによって得られた共感をもとにかかわり(交流)を重ね、支援していく力を学ぶこともまた、社会福祉学の学習で身につけることができるものであり、これらは社会福祉領域以外の、たとえば行政や企業活動でも必要とされてきています。社会福祉学を学び、資格を取得し社会福祉分野での専門職として活躍するもよし、企業においてアセスメント力と支援力をもって活躍するもよし、みなさんの前には社会福祉領域だけにとらわれない、広い世界が待っています。従来の社会福祉の枠からはみだして、その広い世界に羽ばたく人がたくさん出てくることを期待しています。
6つの特色 デザイン
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通信教育による4年制大学
文部科学省認可の正規の大学。社会福祉士?精神保健福祉士受験資格や、認定心理士など諸資格も取得可能!
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Webスクーリングの充実
Web上で受講できるスクーリングが40科目以上。会場では仙台以外に札幌?盛岡?東京?新潟で受講可能です。
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負担の少ない学費
学費負担が少なく、入学時の筆記試験はありません。平均年齢40歳の学生がそれぞれのペースで学べます。
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高い国家試験合格率
社会福祉士?精神保健福祉士国家試験の合格率は、通信制大学のなかでトップクラス。対策講座も充実しています。
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実践に役立つ援助技術?知識
明日からの職場で役立つ援助技術?制度などを学び、根拠と自信をもって福祉実践に取り組めます。
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刺激になる学友との学び
演習科目では、様々な年齢?職業の学生どうしでグループワークを行い、多様な視点?考えを学べます。