2019/12/07 保育士?幼稚園課程

保育キャリア形成Ⅳ

12月7日2限の保育実習指導Ⅰでは、大江恵子先生をお招きし、「保育キャリア形Ⅳ」が行われました。大江恵子先生は社会福祉法人清香会りとるぱんぷきんずグループの総括園長であり、今回は特別講師として「幼稚園?保育園?認定こども園を知るpart2」というテーマで講義をしていただきました。
まず、今後の日本社会についてお話しいただきました。
現在の日本は日々少子高齢化が進み、2020年には50歳以上の人口が49歳以下の人口を上回るとされています。大江先生は「どんな時代になるかはわからないが、これから100年人生と言われる中でどんな人生にするかが大事である」とおっしゃっていました。
また、未就園児の保育需要が高まっているため、幼稚園は認定こども園へと転換するところが増えるだけでなく、都心部では待機児童解消として地域型保育事業も増えてきています。
これらを踏まえると、今後は少子化から「保護者が保育所を選ぶ時代」になるため、継続的に保育所に勤めるとするならば施設の種類にも考慮する必要があります。
続いて、就職先の環境についてです。
保育士は需要の高い職種でありますが、就職先の企業や法人が何を目指し、何をしようとしているのかによって自分自身の人生に大きく影響してきます。また、その就職先で自分がキャッリアアップできる環境が整っているのか、そして良い人材になれるのかを見極めることが大切です。また、組織全体で問題解決に対する姿勢があるかなども就職先を決める上で澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】なポイントになります。

最後に、大江恵子先生は「本物だけが支持される時代になる」とおっしゃっていました。
新しい価値を生み出す独自性と独創性がある人材になれるかどうかが本物の保育士になるための鍵となります。そのため、既成概念にとらわれず新たな問題を発見し、問題を解決するために柔軟な考えを持ち、行動することが求められます。
そして最後に、「自信がないからとそれに捉われることなく、行動することを恐れないでほしい」とお話してくださいました。

2年生はまだ実習に行っていないため、就職のイメージが湧きづらいかとは思いますが、就職先を決める上での観点を学べたのではないでしょうか。大江先生もおしゃっていましたが、積極的に行動に移し、良い人材と言われるような保育者になれるよう頑張ってほしいと思います。

記事担当:西塚麻衣