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芹沢銈介のブックデザイン

2007年2月2日(金)~3月13日(火)

型絵染の人間国宝芹沢銈介は、日常生活で用いられるものを幅広く制作しました。その中に「本の装幀」という分野があります。

 芹沢が装幀の仕事を手がけたきっかけは、1931(昭和6)年、民藝運動の創始者であり、芹沢の師であった柳宗悦が発刊した雑誌『工芸』の表紙を創刊号から1年間まかされたことにはじまります。 『工芸』は当時限定500部の月刊誌でしたが、芹沢が担当した1~12号(後に61~72号も担当)は布表紙を1冊づつ型染で制作しました。柳の指導のもとはじまった装幀の仕事は、 制作を重ねるごとに芹沢の独自性が出ることによってより高く評価され、出版社等から装幀の依頼が増えました。芹沢が表紙や題字、扉、挿絵を型染や手描きで手がけた書籍 (単行本?雑誌など)は500冊を超え、再版された本には現在も芹沢のブックデザインを見ることができます。

 今回の展示では、川端康成著『雪国』、山本周五郎著『ちゃん』、内田百閒著『百鬼園随筆』といった著名な作家の書籍や、『婦人画報』?『週刊朝日』といった雑誌の表紙など、 秀逸な芹沢の装幀本約400点を一堂に紹介します。

出品リスト●装幀本   ●装幀の見本  ●蔵書票   など 約400点
併設展示仙台藩のやきもの 堤焼?切込焼
催しものギャラリー?トーク : 3/10(土)13:30~
当館学芸員担当?自由参加 (当日の入館券が必要)
休館日2/23(金)~25(日)