2021/04/22 保育士?幼稚園課程

保育実習指導Ⅰ

4月23日(木)5限の保育実習指導Ⅰは、前半は対面授業形式で和田明人先生より、後半は保育実践の映像を見てメモをとった後に山崎敦子先生より解説をしていただきました。

まず、前半では、本講義の評価の観点や内容についてお話していただきました。
?毎回の出席、課題の提出:50%
   →“当たり前”のこととして認識しておくこと。
?前期末、後期末に行われる定期試験(60点以上で合格):50%
   →【保育所保育指針】【幼稚園教育要領】【幼保連携型認定こども園教育?保育要領】
    から出題

また、どのような保育者に保護者は話しかけやすいか、保育者は見た目の印象や表情、仕草などから判断されるが、相手の立場や目線になって自分の与えている印象を客観的によく考えるということと、実習施設が持つ価値観に自分自身が適応すること、そしてその意味をよく考えることがとても大事だということもお話ししていただきました。
保育者になるという自覚をもって講義?実習に臨むようにしましょう。
後半は、「0歳児の一日の流れ」の映像を、実習生になったつもりでメモを取りながら見た後に、山崎敦子先生より解説をして頂きました。
ここでは、実際に映像を見て気づいた子どもの様子や保育者の役割を場面ごとに簡単に紹介します。
〇登園
?子どもの体調を保護者に伺う。
?短い時間でも保護者とコミュニケーションがとれる機会
〇主活動(屋外で好きな遊び)
?よちよち歩き、小走りができるなど個人差が見られる。
?上級生との関わりが見られる。
→思いやりの気持ちが芽生えたり、刺激を受ける機会になる
?保育者は子ども一人ひとりとかかわりながらも、全体を見回して全員の所在確認を怠らない。
〇給食
?個人の生活のリズムに合わせて食べたい子どもから食べる。
?自分の手で取り口まで運んだり、スプーンを握ってすくったりする姿が見られる。
?スプーンは子どもが自分ですくって食べる用と保育者が食べさせる用とで二つ用意している。
〇午睡
?布団に入るタイミングも個人に合わせる。
?部屋は子どもの顔色が十分に分かるように明るくしておく。
?保育者は子どもの様子が見える位置で昼食をとったり、連絡帳の記入を行ったりする。
〇降園
?保護者に子どもの一日の様子を伝える。
?保育者は子ども一人ひとりに「さようなら」の挨拶を欠かさない。

【0歳児 まとめ】
◎1対1の丁寧な関わり
◎安全面への配慮、安心感のもてる環境を整える
◎個人差や個々の生活のリズムに応じた保育の流れがある

実際に映像を見て、4年生になった今でも新たな発見があったり、改めて学ぶことがあったりと私自身、保育の復習ができる時間となりました。
また、2年生は集中して映像を見てメモを取っており、真剣に講義に臨む姿が見られました。2年生はこれから本格的に保育の学習が始まっていきますね。
大変ではあるとは思いますが、ぜひたくさんの保育の魅力に触れて吸収していって欲しいと思います!

記事担当:森麻尋、佐々木彩、島貫莉花子、大槻優希子