保育内容(人間関係)の理論と方法/子どもと人間関係

教科名:保育内容研究(人間関係)
教員名:沼山博先生
使用教材:教科書、レジュメ、ビデオ映像、等

前期は「人間関係」の視点から、子どもの発達についての講義とそれに基づく演習を中心に行います。教科書、レジュメ、ビデオ映像等を用いながら、詳しく子どもの発達の様相を学びます。一方的な解説ではなく、授業内で澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】な部分を学生に問いかけ、文字化させるなどにより、自身の考えや知識レベルを明らかにしたうえで講義を進めています。

後期は前期での学びをふまえた演習形式(グループディスカッションなど)が中心となります。まず、実際的な保育場面を取り上げ、グループで事例検討をしながら、「人間関係」の視点からの保育者の役割や子どもとの具体的なかかわりについて考え、続いて、各グループのまとめた意見を全体に発表し共有するというスタイルです。

沼山先生は、講義をする上で大切にしていることについて、「子どもの観察を大切に考えているので、ビデオや写真などの映像を使いながら解説するように心がけています。特に近年、子どもの非認知能力(社会情動的スキル)への関心が高まっていますので、子どもの表情を読み取ることに力を入れています」とおっしゃっていました。また、「この講義で出てきた話がボランティアや実習などでの子どもとのかかわりで出てきていないか、ふりかえりながら講義を受けてほしい」と、学生に期待を寄せています。また、学生へのメッセージとして、「『子どもの育ち』を考えてかかわろうと思うと、意外に頭を使うものです。印象に残ったものでよいですから、ボランティアや実習などで出会った子どもとのかかわりをふりかえり、どうして自分はそのようなかかわり方をしてしまったのか、考える習慣をつけましょう」というお言葉をいただきました。沼山先生はそのための材料を授業でたくさん提供してくださいます。ぜひ、自らも学びを深めていきましょう。