「音楽科の指導法」（担当：渡会）では、学生による模擬授業が始まりました。

「音楽科の指導法」の模擬授業では、主に歌唱共通教材（各学年で指定されている歌唱教材）の中から３曲について歌唱指導を行います。5月21日（月）に行われた模擬授業では、「デジタル教科書」を使用し、小学校5年生の教材を用いた授業が行われました。

デジタル教科書は、本として配布されている教科書をパソコン上で再現できるだけではなく、より詳しい動画や、教材の音源が楽譜に合わせて実際に流れるなど、教科書の出版社によって様々な特徴があります。今回は「こいのぼり」「スキーの歌」「冬げしき」の３曲の指導に4人の学生で挑戦しました。部分的に操作に苦労した点もありましたが、デジタル教科書と自作の楽曲に関するスライドを巧みに操作しながら、授業を作り上げている様子が伺えました。そして、しっかりと旋律や言葉の意味を教え、「冬げしき」では二部合唱も作り上げることができました。

今回は教材の説明やパソコンの操作、そしてピアノ演奏をグループ内で分担し、互いに協力しながら授業を作りましたが、実際の教育現場ではこれらを一人で行うことになります。教材研究の澳门赌场app_老挝黄金赌场-【唯一授权牌照】性を改めて感じた模擬授業でした。

＜学生の感想＞

• 教師役の人も楽しくやっていたと思います。緊張していたのは感じ取れましたが、デジタル教科書を最初に使ったというとこもあり、分からないことが多かった割にはしっかり授業をやっていたと思います。（児童役）
• スライドやデジタル教科書を用いた授業がとても分かりやすかったです。児童が理解しやすいような工夫がなされていました。班の連携が取れていて、スムーズな授業でした。（児童役）
• 初めての試みとしてデジタル教科書を使っていましたが、パワーポイントとデジタル教科書をどちらもうまく使いながら出来ていて、準備をたくさんしたのだと感心しました。プリントやワークシートも準備してあって、いいなと思いました。（児童役）
• デジタル教科書は、曲を聴きながら楽譜を追えない子でも、曲の進みが分かりやすくて良いと思いました。デジタル教科書を活用しつつ、資料を配ることや授業の振り返りがあることで、充実した内容でした。（児童役）
• 今日の授業ではみんなが楽しく音楽に触れられたらと思い、元気よくやりました。（教師役）